【デトロイトオートショー】新型「NSX」の生産は米オハイオ州で。その理由とは?
現在、北米で開催中のデトロイトオートショーで、次世代のスポーツカーとして世界初披露されたアキュラ「NSXコンセプト」。2005年に惜しまれながらも生産が終了したスーパーカーの後継モデルということもあり、ファンにとっては待ちに待った発表だった。ところが、なんと開発・生産拠点は米国オハイオ州になるのだという。この想定外の発表内容に驚いた人も多かったのではないだろうか。

NSX は1990年のデビュー以来、日本の高い技術や品質の真骨頂と評価されてきた。当時、世界の自動車産業をけん引していた日本で生産されているという点に魅力や価値を見出して購入した米のファンも多かった。にもかかわらず、後継モデルの開発・生産拠点になぜアメリカを選んだのか、米国ホンダの岩村哲夫社長に話を聞いてみた。

岩村氏によると、その理由は主に3つあるという。まず1つ目の理由として岩村氏は、「生産地はそのモデルの主要マーケットに置く」というホンダの方針を挙げた。よって、最大のマーケットとして想定している米国で生産を行い、日本を始めとした他国に輸出するつもりだという。

2つ目としては、北米専用SUV「パイロット」やミニバン「オデッセイ」に見られるように、米国で研究開発されたモデルの方が、米国内でヒットする可能性が高いということ、3つ目にオハイオ工場の卓越した生産技術が挙げた。また、岩村氏は、ホンダ随一の高級車を米国で生産することで、米国の従業員の意識が一層高まることも期待しているとも語っている。

日本発の世界的スーパーカーを米国で生産することに対し、日本のファンから反感を買うのではという質問に対しては、「心配は無用です。日本でも、アメリカ産の車は人気がありますから」との答えが返ってきた。

また、昨今の円高傾向は、この決定にはあまり関係なかったようだ。「大衆向け車種と違い、生産台数が限られる高級車については、為替変動はさほど大きな問題ではない」という。最後に岩村氏は、「生産拠点がどこであれ、次期NSXは初期モデルと同様、技術、品質、パフォーマンス面で皆さんに満足してもらえるはずだ」と締めくくった。

自動車史上でも重要な存在であり、1990年代を代表するスーパー・スポーツ、NSX。3年後の市販化が今から待ち遠しいばかりだ。

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【捕捉】 rakugakidou.net
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