【ビデオ】アルファ ロメオをベースにしたアメリカ車「ダッジ・ダート」、間もなく登場!
クライスラーは、9日から始まる北米国際オートショー(通称デトロイト・オートショー)でお披露目する「ダッジ・ダート」の画像と動画を、ショーに先駆けて公開した。実はこのクルマ、日本でも先日発表されたアルファ ロメオの「ジュリエッタ」をベースとする4ドア・セダンなのである。

「ダッジ・ダート」と言えば、初代はクライスラーが1960年に発売したショート・ホイールベースのフルサイズ車。2代目、3代目とモデルチェンジするごとに小さくなり、最終的にはコンパクト・クラス(といっても全長は約5mもあった)のダッジ車として1976年まで販売された。

それから36年、21世紀に甦るダッジ・ダートは、やはりクライスラーの小型車クラスという位置づけ。プリマスとプラットフォームを共有していた初代と決定的に異なるのは、それがイタリアのアルファ ロメオをベースにしていることだ。これはもちろん、2009年にフィアットとクライスラーの間で結ばれた提携による "産物"。今やクライスラーもアルファ ロメオも、同じフィアット傘下なのである。



フィアットが、まずアルファ ロメオ・ジュリエッタに真っ先に採用した新開発のプラットフォームは、長さ・幅ともに "アメリカナイズ" (拡大)され、5ドア・ハッチバックのジュリエッタとは異なる4ドアのセダン・ボディが与えられた。フロント・グリルには、アルファ ロメオ伝統の "盾" に替わって、ダッジのアイデンティティを表す "十字"(スプリット・クロスヘア)が付く。LEDを使った横長の「レーストラック」テール・ランプは、兄貴分の「ダッジ・チャージャー」と共通するデザイン。そもそもは、1969年型「ダッジ・チャージャー・デイトナ」(「デイトナ500」レース参戦のために製作されたホモロゲーション・モデル)のテール・ランプがモチーフになっているそうだ。



エンジンは、ジュリエッタと共通の1.4リッター「マルチエア」ターボをはじめ、こちらもアメリカナイズの必要からか、排気量がより大きな「タイガーシャーク」と呼ばれる新開発の2.0リッター、そして2.4リッター・マルチエアという3種類のフィアット製直列4気筒が用意される。トランスミッションも3種類あると発表されているが詳細はまだ未公表。どうやら、6速MTとアルファ ロメオでは「Alfa TCT」と呼ばれている6速デュアルクラッチ式セミATに加え、噂ではZF製9速(!)ATがオプションで選べるとか。

中でも燃費に優れる1.4リッター・マルチエア・ターボ搭載のダッジ・ダートは、ガソリン1ガロンあたり40マイル(1リッターあたり約17km)以上走行というアメリカの燃費基準を達成。低燃費車をアメリカ国内で生産するという事業目標がクリアされる目処が付いたことから、フィアットはクライスラーの株式保有率を53.5%から58.5%に引き上げると発表した。ダッジ・ダートの生産はアメリカ・イリノイ州にあるクライスラーのベルヴェディア工場で行われる予定だ。



「アルファ ロメオのDNAとダッジのパッションが融合した」と、クライスラー(とフィアット)が胸を張る "イタリア系アメリカ車"、新型ダッジ・ダート。ジュリエッタ譲りのハンドリングと低燃費に、より広い室内と大胆で力強いアメリカン・デザインが加わったことで(代わりにアルファ ロメオという強大なブランド・イメージと繊細で色気のあるイタリアン・デザインは消失するわけだが)、また別の魅力を持つクルマになっていることが期待できそう。日本では現在、ダッジ・ブランドで販売されているモデルはSUVの「ナイトロ」のみだが、ダートが "戦略的な価格" で輸入されれば、"イタリア" に拘らない人々(特に、個性的でスポーティなファミリー・カーにも使える輸入車を探している人など)の人気を集めるかも知れない。

これまで「アメ車」にはあまり興味のなかった人も、少しだけ注目してみてはいかがだろう?



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