イギリスの老舗自動車メディア『AUTOCAR』が、マツダの次期型「ロードスター」について "関係者から得た情報" を掲載している。それによると、次期ロードスターは「後輪駆動のまま」で、「現行モデルより15%以上軽量化」されるらしい。(画像は2011年SEMAショーに出展されたカスタムカー「MX-5 スパイダー」)

日本に住んでいて、マツダが1989年に初代「ユーノス ロードスター」を発表したときから見ていると、ロードスターが後輪駆動なのは当たり前、そうでなかったらロードスターとして世に出る意味はない、とさえ思えるのだが、これまでに多くの小型オープン2シーター・スポーツカーが消滅またはモデルチェンジによって前輪駆動化される(アルファ ロメオ「スパイダー」然り、ロータス2代目「エラン」然り)のを見てきたイギリスやヨーロッパの人達にとっては、贅沢にも独自プラットフォームが新規に与えられ、後輪駆動を保ったままモデルチェンジされるということ自体が、喜ばしい大ニュースに感じられるらしい。

それはともかく、『AUTOCAR』が「マツダ関係者の話」として紹介している情報によると、次期型ロードスターは現行型1.8リッター・ソフトトップ・モデル(日本では販売されていない)に比べて15パーセント以上軽くなり、車両重量は1,000kgを切るという。エンジンは1.5リッターの直噴SKYACTIV-G(スカイアクティブ・ガソリン)が搭載され、最高出力は130ps程度を発生する見込みだとか。現行型2.0リッター・モデルに比べれば当然パワーはダウンするが、軽量化された車体との組み合わせでパワー・ウエイト・レシオは同程度に保つようだ。

この車両重量を実現するために、マツダはボディを軽量化させるだけでなく、軽量コンパクトなSKYACTIVトランスミッションを組み合わせ、さらにこれまでより重量の軽いスピーカー・ユニットを採用したり、グローブボックスの代わりにシンプルな構造の物入れを設置するなど、あらゆる部分において重量削減に取り組んでいるそうだ。

また、『AUTOCAR』のリポートによれば、エンジンは高性能グレード向けに「ターボチャージャー付きも検討しているという話もある」という。確かに、同程度の価格帯になると思われる「トヨタ 86」および「スバル BRZ」に対抗しようと思えば、車両重量が200kg以上軽いとはいえ自然吸気1.5リッター・エンジンだけでは不足と見る向きもありそう。ロードスターにターボというと違和感を覚える人もいるかも知れないが、マツダは先代(NB型)モデルで「ロードスター ターボ」を限定販売したことがある。軽くて燃費が良く、しかもある程度のパフォーマンスを発揮させようと思えば、ターボ過給化もあるかも知れない。

新型ロードスターの登場時期については、昨年の東京モーターショーでマツダの方に尋ねたところ、「次回の東京モーターショーでは、何らかの形でお見せできると思います」との言葉をいただいた。これは『AUTOCAR』の「2013年にソフトトップ・バージョンが登場」という情報とも符合する。電動開閉式ハードトップを持つ「RHT」はそれより遅れて追加される見込みだ。

まだ少なくとも1年以上、もしかしたら2年近くも待たされることになるわけだが、マツダは今年3月のジュネーブ・ショー辺りで現行型ロードスターに小変更を加え、次期型の登場までつなぐつもりらしい。

ボディ、シャシーからエンジン、トランスミッションに至るまで、マツダ自慢の新世代技術「SKYACTIV テクノロジー」を注ぎ込んで開発される(と思われる)次期ロードスター。これまで聞こえてくる情報はクルマ好きの心に響くものばかり。当然、期待は高まる。今の時代に、900kg台のFRオープン・スポーツカーが(日本ではおそらく)200万円台で買えることの幸せを、一日も早く噛みしめたいものである。

【Source: AUTOCAR

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