必見!マツダのル・マン優勝マシンが、東京オートサロンでデモ走行を披露!
世界のモータースポーツで活躍するマツダ車を応援する「MZ Racing」は、1月13日〜15日まで千葉県幕張メッセで開催される「東京オートサロン2012」の特設会場において、1991年にあのル・マン24時間耐久レースで総合優勝を成し遂げた「マツダ 787B」のデモンストレーション走行を披露すると発表した。

1991年のル・マンで、メルセデス・ベンツジャガーを相手に死闘を繰り広げた末、見事総合優勝を果たしたマツダ 787Bは、日本車として初めての、そして今のところ唯一のル・マン・ウィナー。また、ロータリー・エンジンを搭載車してル・マンを制した唯一のレーシングカーでもある。
スポーツ・プロトタイプカーの「グループC」規定に則って製作された車両は、カーボン・モノコックを採用したシャシーに4ローターのR26Bエンジンを搭載。RはRace、26は2.6リッター(654×4)の排気量を表す。優勝した55号車のステアリングを握ったのは、ジョニー・ハーバート、ベルトラン・ガショー、フォルカー・バイドラーというF1経験もある3人の若手ドライバー。後にF1で3勝を挙げるハーバートはエースとして長時間のドライブを務め、レースを終えたときには脱水症状を起こし表彰台に上れなかったほどのタフな戦いではあったが、マシンの方はノー・トラブルで24時間走り切り、その信頼性の高さがゴール3時間前までトップを走っていたメルセデスを追い詰め、勝利を呼び寄せたといっていいだろう。



歓喜の優勝を飾った787Bの55号車は、ル・マンを終えると永久保存ということで戦線を退き、その後は広島県のマツダ本社にあるミュージアムで余生を送りながら時折取材やイベント等でその走りを披露していたが、補修部品の確保やメインテナンスが難しくなったことから、2006年を最後に4ローター・エンジンに火が入ることはなくなっていたという。

そしてル・マン優勝から20周年を迎えた今年。この伝統的なレースを主催しているAOC(フランス西部自動車クラブ)からデモンストレーション走行の招聘を受け、マツダは787Bのレストアを決意。当時このプロジェクトに携わっていた人々の手で徹底的な修復作業が行われた。エンジンはこれまで保管されていたパーツから新たに組まれ、6月のル・マン開催時には素晴らしいロータリー・サウンドを響かせて20年ぶりにサルト・サーキットを走り抜けた。11日の決勝レース開始前には、優勝ドライバーたちを代表してジョニー・ハーバートが787Bのドライブを担当。2周のデモンストレーション走行を終えると、ハーバートは1991年に立てなかった表彰台に上り、両手を挙げて観衆の声援に応えた。




今回のレストアでは、保存されていたパーツの状態がよいものを全て投入してしまったため、次にオーバーホールすることは難しい、と言われている。これから何年か経って再び修復する必要が生じたとき、多くの部品を新規に起こさなければならず、それが果たして技術的にも予算的にも可能か、というとそれは分からない。



ル・マンからの招聘をきっかけに、入魂のレストアによって素晴らしいコンディションに甦った優勝マシン787Bは、間違いなく日本のモーター・スポーツ史に残る名車だ。この機会に是非、その走りを目に焼き付けていただければと思う。デモンストレーション走行は、13日が15時45分頃、14日と15日には10時45分頃と14時45分頃の各2回、3日間で計5回予定されているそうだ。

なお、マツダのウェブ・サイトでは、このル・マン優勝20周年に関する数多くの動画や写真を見ることができる。興味を抱かれた方は、以下のリンクからどうぞ。

マツダ ル・マン20周年記念スペシャルサイト

【Source: MZ Racing



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