【東京モーターショー2011】21世紀の
VW ニュー・ブリーの高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

東京モーターショー2011のフォルクスワーゲン・ブースで、とりわけ人気を集めていたのは、 "21世紀のワーゲン・バス" とも言えそうな「ニュー・ブリー」だ。

そのデザインの基になっているのは、ご存じ「フォルクスワーゲン マイクロバス」と一般に呼ばれている「タイプ2」というモデル。「ビートル」の名称で知られる「タイプ1」のメカニカル・コンポーネントを流用して作られた、ワンボックス・タイプの汎用自動車である。

1950年に誕生したタイプ2は、ビートル同様に空冷式水平対向4気筒エンジンをリアに搭載していたが、その21世紀版となるニュー・ブリーはリチウムイオン・バッテリーとモーターで走る電気自動車。最高出力85kW(115ps)と最大トルク270Nm(27.5kgm)を発揮する電気モーターが前輪を駆動し、0-100km/h加速は11.5秒、というから自然吸気1.3リッター程度のエンジンを積むコンパクトカー並み、といったところか。最高速度は140km/hでリミッターが作動するそうだ。横に見える充電設備「電力ステーション」を使えば1時間未満でフル充電が終了し、最大300kmの航続距離を実現するとか。
なお、プレスリリースによれば「通常のガソリン/ディーゼルエンジンを搭載することも可能」とあるので、もし市販化されるとしたらEVになると決まったわけではないらしい。



ところで、画像を見ればかつてのタイプ2を思い出さずにはいられない(ようにデザインされた)ニュー・ブリーだが、実車と対面すれば思いのほか小さいクルマだということに気付く。全長3,990mm × 全幅1,750mm × 全高1,700mmというサイズは、全高を除けば「ゴルフ」より小さい。その中に前席と後席それぞれ3人ずつの計6人が乗車可能。「ポロ」並みの全長に対し、「ゴルフ トゥーラン」より長く採られた2,620mmというホイールベースのお陰で、室内の使い勝手はよさそうだ。

つまりこのニュー・ブリーの実態は、ファミリー向けの小柄なミニバンというコンセプトであり、かつてのマイクロバスとは想定される用途が少なからず異なる。"タイプ2の現代版" を期待すると、色々と疑問も不満も湧いてくるかも知れない。だが「ザ・ビートル」だって外観のイメージ以外は初代ビートルとまったく別の種類のクルマ、大衆車というよりちょっと高級で個性的なパーソナル・カーとして復活しているわけだから、その第2段として同じ手法で企画されたモデルがこれだと思えば納得もいく。
考えてみれば、タイプ2の後継車としては現在でも「T5」という多目的ミニバンが生産されている(日本には残念ながら正規輸入されていない)。初代ビートルの後継車がニュー・ビートルやザ・ビートルではなく、ゴルフであるのと同じことだ。



ちなみに「ブリー」とはブルドッグのことで、かつてドイツではタイプ2がこの愛称で呼ばれていたそうだ。もしエンジンを搭載して市販化されるとしたら、「up!」用に新開発された1リッター3気筒や、現行型ポロやゴルフに使われている1.2リッターもしくは1.4リッターの4気筒あたりが想定されているらしい。
発売されたらザ・ビートルを凌ぐ人気と注目を集め(てしまい)そう。となると、登場はもうちょっと先かも!?


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