【東京モーターショー2011】スズキの個性的なコンパクトカー「REGINA」は、32km/L以上の低燃費!
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東京モーターショー2011のスズキ・ブースで独特の魅力を放っていた「REGINA(レジーナ)」は、スズキがその技術の粋を結集させた「次世代グローバル・コンパクトカーの新しい提案」だそうだ。JC08モードで32km/リッター以上を記録するという低燃費の秘密は?スズキの方にお話を伺ってみた。

REGINAに搭載されているエンジンは、800ccの直噴ガソリン・ターボ。
なぜ、"800cc" なのですか?

「リッターカーの、ダウンサイジングということです。800ccという排気量で1リッター・エンジンと同等の動力性能を達成します」

最高出力や最大トルクなどの数値が公開されていないのですが?

「まだあまり詳しくお話しできない(笑)」

既存の他の車種にも搭載されるのでしょうか?

「そういうことも今はお話しできません」



では、エンジンのお話はやめて車体についてお訊きしましょう。低燃費の秘密は "軽さ" ですか?

「軽量化と、空力ですね」

特に軽量素材を採用しているというわけではないのですよね?

「基本的には "鉄" ですから」

それで具体的にはどのように軽量化されたのですか?

「骨格全体を見直しました。あとそれぞれの部品を軽量化したり、ボディの高張力鋼板使用率なんかもありますけど」

骨格を見直すというのは?

「構造を全て見直すことで、例えば今まで補強として入れていたところを減らすことができたり」

それで剛性は大丈夫なんですか?

「今までと同等以上の剛性を確保しています」


お話を補足させていただくと、この軽量プラットフォームは、従来では直線で構成されていた構造に、強度のある曲線を取り入れたことで剛性を確保することができ、その分、これまで入れていた補強材を減らすことが可能になったようだ。

REGINAのボディの大きさは、全長3,550mm × 全幅1,630mm × 全高1,430mmと、軽自動車よりやや大きい。それでいて車両重量は730kg。「アルト」のFF車4AT仕様と同じだ。
従来型プラットフォーム(左)と、REGINAの軽量プラットフォーム(右)

次は空力についてお聞かせください。このREGINAはずいぶん個性的なカタチをしていますが、CD値は優れているのですね?

「既存の車種に比べて10%以上、低減されています。カタチの話ですが、基本的に、空力に関しては、小さいクルマはキビシイんです。空力を良くしようとすると、他社さんのクルマのように(笑)無機質なデザインになってしまう。そこを何とかしたい、空力が良くて、しかも個性的で愛されるスタイリング。そういうことを考えてデザインしています」



例えばテール・ランプの形状は、後方に流れる風を整流する効果があるという。ホイールも空力にはかなり影響があるそうで、「本当は全部閉じたいんだけれど、そうすると放熱の問題がある」というこでこのようなスリットの開いたデザインになったそうだ。



800ccの直噴ターボ・エンジンと、軽量な車体、空力特性の優れたボディ。そして高効率なCVTや減速エネルギー回生機能付アイドリング・ストップ・システムの採用。冒頭の問いに戻ると、REGINAの低燃費の秘密は以上のような技術の組み合わせにより達成したものだった。

市販されるとしたら「なるべく高くない価格で販売したい」とのこと。非現実的だったり無味乾燥だったりする "環境コンセプト・カー" の中で、キラリと光る「現実的な明るい未来」を感じさせてくれるクルマだった。


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