【東京モーターショー2011】マツダの次世代4ドア・セダン「雄(TAKERI)」は市販化予定!
マツダ 雄(TAKERI)の高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

マツダは11月30日、開幕した東京モーターショー2011において、次世代セダンのコンセプト・モデル「雄(TAKERI)」を発表した。果たしてこれは本当に次期型「アテンザ」なのか。担当された方にお話を聞いてみた。

この「雄(TAKERI)」は、このまま市販化を考えているのでしょうか?
「市販化を考えています」

次期型アテンザになるのではないかと言われていますが?
「はっきり何になるとは言えないけれど(笑)、市販するつもりで開発しました」

このままの形で市販化されるのですか?
「ほぼこのままで市販を考えていますが、一部は法規に合わせて変更しないと。このままじゃ通らない」

例えばどの辺?
「リア・バンパーは(下の方が)もっと出っ張る形になると思います」



4ドア・セダンとしてはずいぶんスタイリッシュで、FFなのにロング・ノーズですね。
「この雄(TAKERI)のデザインとしては、まずタイヤを四隅に配置したスタイルにしたかった。チーターが獲物を狙うような躍動感のあるスタイル。我々は "踏ん張り感" と言っていますが」

そういうスタイルを実現するため、具体的にはどのようにデザインしたのですか?
「まず、フロントのオーバーハングを短くして、Aピラーを後ろに下げています」

そういうデザインにすると、居住性の面で例えば室内が狭くなったり、不具合があるのでは?
「確かに、好きなようにデザインしたら、乗降性が悪くなるなどの問題が出ました」

そこはどのように解決したのでしょうか?全長と全幅を広くする、つまりボディのサイズを大きくしたとか?
「いいえ、それは本当に細かいことの積み重ねでして、例えばサンバイザーの取り付け位置を調整するとか、サッシの断面を削ってみるとか...」

そうまでしてこのスタイルに拘ったのは、カッコイイというだけでなく、例えば安全性などのメリットがあるわけですか?
「いいえ。単にデザインのためです」



この雄(TAKERI)には、エンジンだけでなく、シャシーやボディにも「スカイアクティブ・テクノロジー」が採用されていますね。例えばどんなところが、「スカイアクティブ」なんでしょう?
「例えば軽量化です。(既存のモデルと比べて)約100kg、軽くなりました」

それだけで結構燃費は向上しますよね?
「もちろん向上します」

燃費と言えば、新たに採用されたマツダ独自のエネルギー回生システム「i-ELOOP」について教えてください。現在ではBMWなど、他のメーカーでもエネルギー回生システムを搭載するのは珍しいことではありませんが、どの辺が "マツダ独自" なのですか?
「i-ELOOPは、バッテリーではなくキャパシター(電気二重層キャパシター)を採用しています」

バッテリーを使うシステムに比べて、どこが優れているのでしょう?
「ブレーキング時に、約10秒くらいですけど、発生するエネルギーをすべて蓄えることができます。バッテリーだと、どうしても一気に入れられなかった。それからバッテリーに比べて寿命が長いというメリットもあります」

これによって蓄えたエネルギーで、ヘッドランプやエアコンなどの電装品で使う電力を賄うわけですよね。
「そうです。クルマの電装品で使う電力のほとんど全てを賄うことができます。一応もオルタネーターも積んでいますが」

それってそんなに燃費に効くんですか?
「効きます。それだけで約10%、燃費が改善されます」



安全や環境や居住性のためではなく、単に「デザインのため」であっても、細かな努力を重ねるというマツダのクルマ作りは、つまり、「安全や環境や居住性を改善したのだからカッコ悪くても仕方ないよね」というクルマ作りとは根本的に異なる。同様の執念深さ(マツダの方は「諦めの悪さ(笑)」と言っておられた)は、ハイブリッドやEVに頼らず、内燃機関の自動車でもまだまだ環境性能が上がるはず、というスカイアクティブ・テクノロジーに通じるものがあるのではないだろうか。

雄(TAKERI)の市販モデルは、2.0リッターのガソリン・エンジンの他に、2.2リッターのディーゼルも用意されるそうで、もちろん日本でも販売するという。このスカイ・アクティブ-Dというエンジンは、4リッターV型6気筒のガソリン・エンジン並みのトルクを発生しながら、18.6km/リッターという燃費を目標にしているそうだ。日本ではどうしても悪者扱いされるディーゼルだが、そんな話も過去のことなるかも知れない、新しいディーゼル・エンジンは、まずマツダの新型SUV「CX-5」に搭載されて市場に出る。

カッコ良くて(この辺は個人の趣味にもよるが)、環境性能も高い4ドア・セダンをお探しなら、東京ビッグサイトで一度「雄(TAKERI)」をご覧になってみては?


Related Gallery:Chana-Suzuki Gazelle 2008


■関連リンク
マツダ、中型セダンのコンセプト・モデル「雄(TAKERI)」を東京モーターショーで公開!
【フランクフルトショー2011】マツダの新型クロスオーバー「CX-5」が登場!
マツダ、ハイブリッド車並みの省燃費を誇る「デミオ」の予約受付を開始!
【捕捉】 rakugakidou.net
【PR】マツダの次世代セダンの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べよう!