【ビデオ】トヨタ、「FT-86」改め「86(ハチロク)」を正式公開!
トヨタ 86(ヨーロッパ仕様)の高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

トヨタ
は、これまで「FT-86」と呼ばれていた新型FRスポーツカーの正式名称を「86(ハチロク)」と発表。今月末に開幕する東京モーターショー2011に出展するプロトタイプを冨士スピードウェイで世界初披露した。YouTubeの公式チャンネルでは早速プロモーション・ビデオが公開されているのでご紹介しよう

「トヨタ 86」は、スバルと共同で開発してきた来春発売予定のスポーツカーで、2.0リッターのスバル製水平対向4気筒エンジンをフロント後ろ寄りに低く搭載し、後輪を駆動する。開発中は「FT-86」というコードネームで呼ばれ、これまで合計3台のコンセプトカーが発表されてきたことはご存じの通り。外観と足回りのセッティングが少々異なる(らしい)兄弟車がスバルからも発売されることになっており、こちらはすでに「BRZ」という名称が発表済みだ。トヨタ版のモデルについては「セリカ」になるのではないか、などと色々と噂されてきたが、今回ようやく正式名称が発表された。「86」と表記して「ハチロク」と呼ぶ(読む)。なお、ヨーロッパでは「GT 86」という名前になり、イギリスで来年6月に発売されると発表された。



専用設計された軽量・コンパクトなFRプラットフォームは「量産4人乗りスポーツカーとしては世界最小サイズ」で、「別次元のハンドリング」を実現するという。
プレスリリースを見ても、とにかく "ハンドリング" には拘って開発されたようで、そのために低重心の水平対向エンジンを「フロントミッドシップに配置」し、「超低重心、低慣性化を追求」したという。トヨタとスバルが共同開発するにあたって掲げたコンセプトは、「ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる "手の内感" や操る楽しさを体感できる『直感ハンドリングFR』」だったそうだ。

件のスバル製水平対向4気筒 "ボクサー" エンジンには、直噴とポート噴射を使い分けるツイン・インジェクターを採用したトヨタの直噴技術「D-4S」が組み合わされ、7,000回転で200psの最高出力と、6,600回転で20.9kgmの最大トルクを発揮。「爽快なシフトフィールを実現した」6速MTか、または「MT感覚のスポーツドライビングが可能な」トルコン式6速ATを介して後輪のみを駆動する。燃費は「スポーツカーでありながら、2リッター・エンジン搭載のセダンに匹敵する」という(以前ご紹介した販売用資料と思われる書類によれば、12.4〜13.4km/リッターになるという情報も)。

サスペンションは「インプレッサ」と同じようにフロントがストラット、リアがダブルウィッシュボーン。前215/40R18、後225/40R18というサイズのタイヤを履くというが、これは東京モーターショーに出展されるプロトタイプの仕様。市販モデルでは16インチまたは17インチが標準で、18インチはオプションになると見られる。

正式発表されたボディのサイズは、全長4,240mm × 全幅1,775mm × 全高1,300mm(ルーフ高は1,285mm)。これはスバルから発表されているBRZのものと一致する(謎の「15mmの違い」はルーフ・アンテナのことだったらしい)。ホイールベースは2,570mm、トレッドが前1,520mm/後1,540mm。この辺りの数値はトヨタの「AE86」はもちろん、日産がかつて生産していたFR車「シルビア」より大きい。

こちらは日本で初公開された「トヨタ 86 プロトタイプ」

外形、内装、カラーとも、デザインテーマは「NEO FUNCTIONALISM」(「新 機能主義」)ということで、「スポーツカーの機能として造形した」「普遍的な機能美」を創出したとのこと。具体的には、低重心パッケージと空力性能を基本にしたというボディや、シフトの操作性まで考慮されたフロント・シートの形状、スポーツ走行時の視認性、瞬読性を追求したというメーターのデザインなどが挙げられそうだ。
フロントマスクは「獲物を捕らえるような眼差しを表現した」というトヨタ独自の「キーンルック」と表現されているのだが、これがスバルのアイデンティティを表すBRZの「ホークアイ」とどのように作り分けられているのか、興味深い。

トヨタは、この「86」について、今後「多様なカスタマイズ商品」を用意し「"自分だけの1台を楽しみながら育てる" というAE86のスピリットを継承」するというから楽しみだ。その多くは "スバル派" の人たちも共有できることになるはず。

ヨーロッパ仕様「GT 86」のコクピット

(LFAはまた別として)久しぶりに登場したトヨタの "純スポーツカー" 。「まずは乗ってみたい」とお思いになる方は多いだろう。ディーラーに試乗車が用意されるのはまだ先のことになりそうだが、東京・お台場の「メガウェブ」では12月2日~11日の期間、試乗会が催されるという。東京モーターショーに行かれたついでに、お立ち寄りされてみてはいかがだろう?
そして気になるスバル版、BRZの全貌はあと3日で明らかになるはずなので、こちらも注目したい。



なお、本日開催されたトヨタ 86発表会の様子も公式サイトの以下のページから動画でご覧いただける。是非チェックしてみていただきたい。

TOYOTA 「小型FRスポーツ「86(ハチロク)」プロトタイプモデル披露会」


Related Gallery:Toyota 86


■関連リンク
「FT-86」の走行シーン・エンジン音も!GAZOO Racingのニュル参戦ビデオ!
【ビデオ】トヨタが「FT86」の製作現場をムービーで公開!
【LAショー2011】「FT-86」のスバル版「 BRZ」、実車の初お披露目は高性能な「STI」仕様!
【PR】トヨタ 86の購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べよう!