【LAショー2011】「FT-86」のスバル版「 BRZ」、実車の初お披露目は高性能な「STI」仕様!
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富士重工業は16日、アメリカ・ロスアンジェルスで開幕したLAオートショーにおいて、「スバル BRZ コンセプト -STI-」を初公開した。トヨタとの共同開発で生まれた期待の新型スポーツカーをベースに、さらに高性能なモデルとして仕上げたら、というコンセプトを提示したクルマだ。

これまで「FT-86のスバル版」として知られ、登場が待たれていた新型スポーツカー、スバル BRZは、今月末に開催される東京モーターショーにおいて、その「トヨタ版」と同時に発表が予定されている。市販モデルのお披露目より先に、その「高性能版のコンセプトカー」としてLAショーに出展されたのが、この「STIバージョン」だ。

スバル BRZのスペックを簡単におさらいしておくと、このスポーツカーのために専用開発されたという、ボア × ストロークを86mm × 86mmに設定した2.0リッターのスバル製水平対向エンジンに、トヨタの燃料噴射システム「D-4S」を組み合わせたパワーユニットを、既存のスバル車に比べて約120mm低く、約240mm車体中央寄りに搭載し、6速MTまたは6速ATのトランスミッションを介して後輪のみを駆動する。スバルではこの低重心パッケージングにより「Pure Handling Delight −新しい次元の運転する愉しさ」を実現すると謳っている。

今回LAで発表された車両は、そのBRZをベースに、スバルのモータースポーツ活動および高性能モデルの開発を担当する「STI(スバル・テクニカ・インターナショナル)」というブランドを「モチーフ」に、「最高のハンドリング性能をイメージ」しながら、「BRZのもつ将来の発展性を示すひとつのかたちとして」製作したというコンセプトカー。

http://jp.autoblog.com/photos/subaru-brz-sti-concept-la2011/#4617884

具体的に市販型BRZとはどの辺が違っているのかというと、まずフロントにSTI製のアンダー・スポイラー、リアには巨大なウイング型スポイラーを装着。「ダウンフォースと空力性能を高め、高速走行時の優れた直進安定性とハンドリング性能を実現」するという。

大きく張り出したリアのブリスター・フェンダーや、大型リア・ディフューザー、左右2本ずつ4本出しとなるテールパイプは「STIのもつパフォーマンス・イメージを高め」たそうだ。

ルーフには「WRX STI tS」で採用されたカーボンルーフを装着したことで「さらなる軽量化と低重心」となり、「最高のハンドリング性能の実現に大きく寄与」するという。

足回りでは、STIチューンのサスペンションと、STI製軽量18インチ・ホイールを組み込み、「BRZがもつ卓越したハンドリング性能に更に磨きを」かけたそうだ。タイヤのサイズは、前:215/45R18、後:225/45R18となる。また、ブレーキがブレンボ製となる辺りは、トヨタ版「FT-86」にTRD製チューニング・パーツとして用意される(らしい)ものと同様だが、こちらはキャリパーに「STI」のロゴ入り。

以上のような変更により、ボディ・サイズは全長4,230mm × 全幅1,800mm × 全高1,280mmとなり、標準モデルのBRZと比べると10mm短く、15mm幅広く、20mm車高が低い。

http://jp.autoblog.com/photos/subaru-brz-sti-concept-la2011/#4617886

さて、ここまでは「STI」の名前が付いた「コンセプトカー」としてのお話。このうちいくつかのスペックは将来的に市販モデルに受け継がれることが期待できそうだが、来年春に市販されるモデルとは(悩ましいことに)異なるはず。

ここからは "初めて実車として公開されたBRZ" として、明らかになったディテールを見ていきたい。

これまで流出したトヨタ版の画像と比べてみると、大きく異なるのはやはりそのフロント・フェイス。グリルの形は新型「インプレッサ」など他のスバル車と共通する下辺の短い六角形の「ヘキサゴン・グリル」が採用され、その横に設けられたフォグランプ周辺の形状もトヨタ版より横長のデザインになるようだ。フィン型のフォグランプは市販モデルにも採用されるかどうかは微妙なところ(以前お見せしたスパイ写真では、ここに丸形のランプが設置されていた)。ヘッドライトの形状そのものはおそらくトヨタ版と共通だが、BRZではここにウインカーが内蔵されているらしい。
バンパーを替えただけで、ちゃんとスバルらしい顔になっていると言えるのではないだろうか。

ボディ・カラーはラリーを戦ったインプレッサ WRX等でお馴染みの、スバルのワークス・カラーとも言える「WR ブルー パール II」。トヨタ版と一目で違いを認識させられることからも、このカラーは市販型BRZにぜひ採用して欲しいところだ。




派手なGTウイングは(このまま市販されることはなさそうだから)別としても、カーボンルーフやワイドなフェンダー等はなかなか魅力的。STIの名を冠した高性能版が後から登場するなら、こちらを待ちたいとお考えになる方も多いのではないだろうか?

なお、STIではこのBRZをベースにしたレーシングカーを製作し、2012年の「SUPER GT」シリーズに参戦する計画を推進中であることが明らかにされている。BMWフェラーリポルシェ等を相手にレースで戦う姿を見れば、トヨタ FT-86(仮称)よりスバル BRZ、標準モデルよりSTIバージョンが欲しくなる気持ちは一層高まるかも!?


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