全国EVサミットinしずおか無事開催!
EV電気自動車の開発に取り組む中小企業等が集結した「全国EVサミット」(注:PDF)が11月1日に静岡県磐田市のアミューズ豊田にて静岡県の主催で無事開催された。このイベントは、本来3月18日に開催される予定であったが、直前に東日本大震災が起こり、半年遅れの11月の開催へと延期になったという事情があった。

東日本大震災は自動車関連業界へ非常に多くのダメージを与え、また自動車への価値観も大きく変える機会となった。震災前はCO2を削減するために、化石燃料を使わないクリーンなエネルギーのEVというキャッチフレーズでEVが普及していくかに見えたが、震災後は節電の流れに変わり、EVへの風当たりが強くなったり、EVは非常時の電力供給の蓄電池としての機能を前面に出していったりと方向性が一変したのが非常に印象的であった。

そのような中、今回のEVサミットではガソリン自動車を単にEVに置き換えるという方向性ではなく、ガソリン自動車では難しいEVでなければ実現しにくいような超小型のコミューターEVという方向性が数多く見受けられた。
例えば、観光地でゆったりした速度で観光をする超小型EVであったり、ごく低速で街中を走行する超小型買い物バスであったり、といったガソリン自動車よりもEVの方適した用途を目的としたEVである。

特に印象的であったのが群馬県のショーダクリエイティブが出品したEVコミュニティバスである。
このEVコミュニティバスは、群馬大学次世代EV研究会や群馬県近郊のEV関連企業が手がけるプロジェクトチームが
科学技術振興機構社会技術研究開発センター研究プログラム「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」研究開発領域における蓄電方地域交通タスクフォースにおいて基本設計を行ったということである。
乗車定員は10名であるが空車時車両重量が1050kgしかなく、価格も通常数千万円するといわれるバスの車両価格としては破格の800万円前後ということで、EV化することのメリットを非常に生かしたスペックとなっている。

ただし、最高速度は20km/h、リチウムポリマー電池駆動で約40kmの航続距離ということで、通常のバスの使い方としては難しい。逆に地域巡回型のお買い物バスといった限られた目的で使用するにはもってこいのスペックといえよう。特徴的なのはインホイールモーターを8輪に組み込んだ8WDの車両で、ステアリングに連動するのは前6輪となっている。

出展者になぜ8輪なのかと質問したところ、ベースとなっている超小型EV用のモジュールに対しての発展型としての提案であるので、人数を載せることを想定すると8輪分のモーター必要ということになり、8輪になったという。
実用化についてはナンバーを取り付けられる形状にはなっているが、まだまだ研究段階だということで、道路運送車両法に合わせて公道へ走行できる仕様にする必要があるということだ。

全体を通してEVならではの特徴を前面に出していくことで、今までの自動車とは違った新たな利便性、楽しさへつながるモビリティが発展していくのではないかと期待されるEVイベントであった。

EVコミュニティバスについてはyou tubeの動画もあるのでご参考までに。

Related Gallery:EV-summit




■関連リンク
【ビデオ】 デトロイト警察が「移動式ストリップクラブ」のバスを押収

【ビデオ】 交差点での大クラッシュ! 事故直後に脇をすり抜けていく物体に注目!?
ベネズエラ史上初めての免停者が!その驚くべき理由とは?!
【PR】 EVカーの購入を考える前に!まずは愛車の現在価格を調べよう!