ダイハツ、軽自動車規格のスポーツカー「D-X」などを東京モーターショーに出展!

ダイハツは9日、東京モーターショー2011の出展車両について概要を発表。中でも注目なのは、「コペン」の後継とも見られそうな軽自動車規格のスポーツカー「D-X」(画像)だ。

ダイハツ D-Xの車体は、全長3,395mm × 全幅1,475mm × 全高1,275mmという軽四輪の規格に収まる大きさで、ユニークな樹脂製のボディ・パネルを載せ替えれば、オープン・2シーターのスポーツカーから、2人乗りのスポーツ・ワゴン、さらにSUV風バギーのようなスタイルまで、様々なバリエーションが楽しめるという。ボンネット、フェンダー、ドアなどは艶のある赤で塗装されているのに対し、フェンダーやバンパーは艶消し(無塗装?)で仕上げられており、これをダイハツでは「タフでアグレッシブな独創的スタイリング」と表現している。

搭載されるエンジンは、これもまたチャレンジングな直列2気筒直噴ターボ。2009年の東京モーターショーで展示していた「次世代軽自動車用エコエンジン」を改良したものだそうだ。
シリンダー数を2気筒に絞ったことで各気筒の排気量を増やし、放熱損失や機械損失を減らすと共に、大量のEGR(排気ガス再循環)を循環させて吸気時のスロットル損失を減少させ、燃料消費率を従来比で30%向上させたという、このダイハツ期待の小型エンジン。まずは近い将来、「ミラ イース」に搭載して市販化されると見られている。2009年当時で、64psの最高出力(軽自動車の自主規制値)と10.2kgmの最大トルクを達成しており、「走りの楽しさと低燃費を両立させたエンジン」になっているそうだ。

ダイハツによれば、このD-Xは「オンリーワンの存在感を放つスポーツカーの提案」であり、「日常・非日常を問わず使えるスポーツカーの新しい世界観を表現」したという。

樹脂製ボディのマイクロ・スポーツカーというコンセプトやそのルックスについては、1992年発売の「マツダ オートザム AZ-1」や、2002年に発表された「スマート ロードスター」という先達の影がチラつかなくもないが、今となってはどちらも生産されていないクルマだから、もしD-Xが市販化されたら「オンリーワン」を名乗る資格はあるかも知れない。とはいえ、ダイハツはこれまで何度も魅力的なスポーツカーのコンセプト・モデルをショーで出展しては、市販化せずに終わらせるということを繰り返してきた前科 前歴がある。D-Xがそうならず、コペンのように日の当たる場所に出られる日が来ることを願うばかりだ。

(左)スマート ロードスター (右)マツダ オートザム AZ-1

ダイハツでは、このD-Xの他に、2人乗りEVコミューターの「PICO」や、ダイハツのオリジナル技術である「貴金属フリー液体燃料電池」を搭載した「FC商CASE」、そして人気の低燃費軽自動車「ミラ イース」を特別色のブルーメタリックで塗装したモデルなどを出展する。

(左)PICO (右)FC商CASE

2気筒エンジン、EV(電気自動車)、FC(燃料電池)と3種類のグリーンなパワーユニットを並べ、その全てが軽自動車規格の車両に搭載されているあたりに、今後のダイハツの方向性と戦略が垣間見えるようだ。


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