「FT-86」のスバル版「BRZ」に高性能な「STI」モデルが、LAショーで登場!
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富士重工業は、アメリカ・ロスアンジェルスで11月16日から開催されるLAオートショーに、「スバル BRZ コンセプト -STI-」を出展、世界初公開すると発表した。

スバル BRZは、富士重工トヨタが共同で開発しているスポーツカー、「FT-86」というコードネームで知られているクルマの、スバル・バージョン。低重心な2.0リッターのスバル製水平対向4気筒エンジンをフロントに搭載し、後輪のみを駆動するというパッケージングによって、走りの楽しさが味わえるクルマとして2012年に両ブランドから発売が予定されている。

トヨタから発売になるモデルに関しては、これまで何度かモーターショーでコンセプト・カーとして公開されているだけでなく、カモフラージュした姿のままレースに参戦したり、公式(と思われる)資料が最近立て続けに流出したりといった "事件" で話題になっているが、スバルの方は早々に「BRZ」という正式名称を発表したにも拘わらず、モーターショーでは「技術コンセプト・モデル」という形で "中身" を展示するだけに留まっていた。今回LAで発表される「BRZ コンセプト」は、スバルが初めて見せる "ガワのある" BRZなのだ。

トヨタ・スバルともに市販モデルは12月の東京モーターショーで公開すると見られており、スバルがそれより早くLAに出展するBRZは、だから「コンセプト」という文字が付く。とは言っても市販型が1ヶ月後に発表されるのに、今さら単なるコンセプト・モデルを展示しても興醒めだし、かといって市販バージョンとさほど変わらない車両を母国での公開より先に出展するわけにもいかなかったのだろう。そこでスバルが採った手段は、高性能版「STI」バージョンの予告編という "コンセプト・モデル" の製作だった。

STI、スバル・テクニカ・インターナショナルとは、スバルのモータースポーツ&高性能モデル開発を担う部門で、「インプレッサ」のハイ・パフォーマンス・バージョンをはじめ、「レガシィ」「エクシーガ」などをベースにした「メーカー直系チューンド・カー」をこれまで送り出してきた。期待通り、BRZにもこの名前が与えられる高性能バージョンの登場が、ほぼ確約されたとみてよさそうだ。

ただし、今回のプレスリリースでは、STIが直接チューニングを担当したとは明記されておらず、BRZの「新しい次元の運転する愉しさ」を、「スバルのパフォーマンスブランドであるSTIをモチーフにさらに磨き上げた、最高のハンドリング性能をイメージしたコンセプトモデル」と曖昧な表現がなされている。
今のところ、STIは単なる「モチーフ」にされただけで、磨き上げたハンドリング性能も「イメージ」されているだけに過ぎない、とも捉えられるわけだ。

まあ、ベース車がまだ市場に存在しないのだからそれも当然、市販モデルが世に送り出された後には、イメージが実体を伴って我々の前に現れることを、このコンセプト・モデルは予告しているのだと思うことにしよう。



今回実車の発表に先立って公開された画像は、以前お見せしたテスト車両から推測された通り、トヨタ FT86とは異なるフロント・バンパー周りが明らかになっている。ワイドな前後フェンダーは「STI」ならではのアピアランスと思われるが、これを見せられると、通常モデルのBRZに対して "買い控え" が起きるのではないかと危惧してしまう。マフラーが(目撃されたテスト車両トヨタ FT-86技術コンセプト・モデルなどと違って)4本出しになっていることから、ハンドリング性能だけでなく、動力性能も向上していることが期待できそうだ。

いよいよ市販モデルの全貌が明らかになってきた、スバル BRZおよびトヨタ FT86。東京モーターショーで実車が公開される際には、オートブログでも早急にお伝えする予定なのでお楽しみに。

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