「トヨタ iQ」ベースの小さな高級車!「アストン マーティン・シグネット」日本でも発売!
アストン マーティンは24日、トヨタの超小型車「iQ」をベースにしたシティ・カー「シグネット」を、香港および日本で発売すると発表した。価格はiQの3倍近いが、史上最も安価で最も小さなアストン マーティンが日本でも買えることになる。

シグネットは、トヨタで製造されたiQの1.3リッター・モデルを日本からイギリス・ゲイドンにあるファクトリーに送り、アストン マーティンを名乗るに相応しい外観と内装に作り替えたモデル。アストン マーティンでは「ラグジュアリー・シティ・カー」と称している。

後ろから見るとバンパーとランプの形状がiQとはやや異なる程度だが、前に回ればその顔つきは紛れもなく、"アストン マーティン" 。クローム・メッキされた伝統的な凸型グリルやボンネットに開けられたエア・インテーク、フロント・フェンダーのサイド・ストレイクは、ファミリーに共通するモチーフだ。

高級なレザーとアルカンターラを贅沢に使用したインテリアは、まさに "クラフツマンシップ" の世界。センター・コンソールやステアリング・ホイール、シートなどの形状も変更されており、「トヨタのプラスティック」が顔を出す箇所は極めて少ない。

iQをこの "白鳥のひな(シグネット)" に変身させるために、イギリスの職人達は計150時間かけて作業するそうだ。



ドライブトレインはiQの1.3リッター版と共通だが、1,329ccの1NR-FE型エンジンは最高出力98ps/最大トルク12.7kgmと、日本仕様のiQ(94p/12.0kgm)より僅かに高い数値となる(ちなみにイギリス仕様のiQは98ps/12.5kgm)。トランスミッションはiQと同じく6MTまたはCVTが選択でき、最高速度は170km/h、0-100km/h加速はCVT仕様で11.6秒と発表されている(イギリス仕様のiQ 1.33リッター・モデルと変わらない)。

足回りは16インチの専用8スポーク・ホイールに175/60R16サイズのタイヤを装着(16スポーク・ホイールはオプション)。リア・ブレーキはソリッド・ディスクとなっている。



また、今回発売されるシグネットは、内外装を白または黒で統一した、2種類の「ローンチ・エディション」と名付けられた初回限定バージョンとも言うべき特別仕様車が用意され、日本と香港で合わせて50台のみが販売される。

「ローンチ・エディション・ホワイト」はボディがスノー・ホワイトに塗られ、シルバー・メッシュのストライプが入る。インテリアはパール・ホワイトのレザーとアルカンターラの組み合わせ。「ローンチ・エディション・ブラック」の方はボディ・カラーが「深い海の緑色」のようにも見えるというマジック・ブラック・メタリックとなり、シートとダッシュボードにはピュア・ブラックの本革が張られる。
さらにこれらのローンチ・エディションには、「革の魔術師」と呼ばれるビル・アンバーグがシグネットのためにデザインした、5つのバッグ類(グローブボックス・バッグ、ガーメントバッグ、取り外し可能なドアポケット・バッグ、旅行用バッグ、折り畳み可能なトートバッグ)が付属するそうだ。



イギリスの国民的英雄として知られる元レーシング・ドライバー、サー・スターリング・モスも、スージー夫人にプレゼントするために購入したという、このシグネット。日本における価格は475万円からと発表された。ベースになったiQよりも300万円ほど高い計算になる。

どうやらイギリスをはじめとするヨーロッパでは、アストン マーティンのウルリッヒ・ベッツCEOが期待したほど、シグネットの売れ行きは良くないようだ...という話も聞こえてくる今日この頃。そこで極東にまで販路を広げようというのが、今回の発表に至った経緯...らしい。日本では果たしてどのくらい受け入れられるだろうか?

最後にトリビアを1つ。小さな小さなシグネットだが、フロント・ノーズに付けられた「ウイング・エンブレム」は、アストン マーティンの他のモデルよりも実は2回りくらい大きいのだ(気付いていた方はかなりのアストン通?)。



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