アウディの次期型「A3」は状況に応じて2気筒になる!4ドア・セダンも登場!
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ドイツの自動車情報誌『アウト・モートア・ウント・シュポルト』のインターネット版によれば、次期型「アウディ A3」は4種類のボディ形態で登場し、走行状況によって4気筒のうち半分の2気筒を休止させる気筒休止機構を搭載するエンジンが採用されるという。

アウディ A3は、親会社であるフォルクスワーゲンの「ゴルフ」とシャシーや基本的なメカニズムを共有しながら、ゴルフより上質で高級という「プレミアム」な位置づけを狙ったモデル。ドイツ本国には3ドア・ハッチバックと5ドアの「スポーツバック」、そしてカブリオレがラインアップされているが、現在日本で販売されているのは5ドアのスポーツバックのみとなっている。

現行モデルがデビューしたのは2003年、ということでコンポーネントを共有しているゴルフは現行型の6代目ゴルフではなく、同時期に発売された先代モデルである(もっとも現行ゴルフもプラットフォームや足回りは先代から引き継いでいる)。ゴルフから4年(も)遅れて、2012年にモデルチェンジが行われる見込みだ。

さて本題。来年登場する3代目A3は、『アウト・モートア・ウント・シュポルト』によれば、長短2種類の異なるホイールベースを持つシャシーを使い分けて、4種類のボディ・バリエーションを揃えてくるという。

まず、ホイールベース2,595mmの "ショート・シャシー" は、3ドア・ハッチバックとカブリオレに使われ、全長は4,260mm程度になる模様。そして "ロング・シャシー" のホイールベースはそれより35mm長い2,630mmとなり、こちらは5ドア・スポーツバックに加えて4ドア・セダンに採用されるそうだ。全長は4,440mmほどになるという。

A3の4ドア・セダンは3代目の次期型で初めてのお目見えとなるわけだが、全体的なスタイルは今年4月の上海モーターショーに出展されたコンセプトカー「A3 e-tron」(上の画像)から受け継ぐことになるらしい。また、次期型A3のインテリアも、このA3 e-tronから影響を受けたものになるという。

A3 e-tronのインテリア

搭載されるパワー・ユニットで注目すべき点は、新開発の1.4リッター直列4気筒直噴ターボ・エンジンに気筒休止機構が採用されること。このシステムは、低~中負荷運転時に4気筒のうち2番と3番の2気筒を休止させることで、燃費を大幅に向上させることができる。例えば50km/hで巡航している時なら、100kmあたり1リッターの燃料が節約できるそうだ。もちろん、そこから加速が必要になりドライバーがアクセル・ペダルを踏み込めば、休止していた2気筒が瞬時に動き始める。
ドライバーが今どのような運転をしているか、アクセルペダルに組み込まれたセンサーが検知して気筒休止させるので、スポーツ・ドライビングを楽しんでいる時や、交差点を曲がっている途中で2気筒状態になってしまうことはないらしい。最高出力は140psと発表されているから、現在ゴルフに搭載されている1.4TSIエンジンよりパワーもアップしている。
このエンジンは、フォルクスワーゲンの各モデルでも採用される予定だ。

2番と3番の2気筒が休止するフォルクスワーゲンの新エンジン

これまで「アウディ・ブランドの高級なゴルフ」として捉えられることも多かったA3ではあるが、4ドア・セダンが加われば新たな購買層を獲得することになりそうだ。フィアットのように2気筒(だけ)のエンジンを採用するのではなく、状況に応じて2気筒になる気筒休止機構付4気筒なら、ユーザーの心理的抵抗感もはるかに少ないだろうし、"時代" に合っているということでプレミアム感はむしろ高まるのではないか。

発表は来年3月のジュネーブ・ショーあたりになると思われる。


【Source: Auto Motor und Sport

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【捕捉】 rakugakidou.net umikappa.info