EVに関する最大規模の展示会であるEVEX(電気自動車開発技術展)2011が、10月12~14日にパシフィコ横浜で開催された。

特に注目したい展示車両は、世界で唯一の超急速充電に対応した「フェアレディSR311」ベースのEVである。

「フェアレディSR311」
は「フェアレディZ」の前身となるフェアレディの2代目モデルとなるS310型系に追加された2000ccエンジンモデルであり、ポルシェタイプシンクロを持った5速トランスミッションを搭載していた。最高速度は205km/hということで、国産初の200km/hオーバーカーとなったモデルでもある。
そんな歴史ある「フェアレディSR311」をベースに、たった8分で80%の充電を可能にしてしまう超急速充電器"Super RAPIDAS(スーパーラピダス)"に対応したシステムを搭載さいたのがこの"フェアレディSR311EV"である。

リーフの充電が家庭での100Vで16時間、200Vで8時間、高速道路SA等の急速充電器で30分
かかることを考えると
この急速充電器が非常に画期的なシステムであることは明確である。例えば30分かかる充電が8分で可能になるということは、コンビニ等でのちょっとした買い物中でも充電できるようになり、また今後EVが普及した際に、高速道路SA等でのEV車の充電待ち渋滞解消にも効果的である。
(現状で私がリーフを充電している間に、他のEVが来たことはないが、もし別のEVが充電開始した直後に充電しようとすると、前のEVの充電中は車内で充電終了待ちの待機をせざるを得ず、加えて自分のEVの充電でトータル60分ものロスとなってしまうのだ。)

超急速充電を達成するためには、大容量の充電ジャックが必要となるため、リーフやi-MiVEが採用しているCHAdeMO規格で制定された充電ジャックとは違う写真のような大型のものとなっているが、残念ながら現在この充電ジャックに対応するEVは海外のものを除いてないとのことである。

そのため、現在この超急速充電は"フェアレディSR311EV"とJFEエンジニアリングにある"Super RAPIDAS(スーパーラピダス)"のみでしか使えないとのことだ。今後の普及に関しての問いに対し担当者曰く、この"Super RAPIDAS(スーパーラピダス)"は1,000万円前後の価格を想定しており、ガソリンスタンドの給油機や他の急速充電器に比べても特段高いということは無く、競争力のある価格であるという。
また当面はバス等の限られた業務の車に対して事業展開をしていく予定なので、CHAdeMO規格ではない充電ジャックであっても問題はないということだ。

余談だが、今回のナンバープレートは、ラビダスの"ら"と8分で80%充電できるという意味で"880"というナンバーにしたとのこと。細部にわたるこだわりである。

超急速充電は毎日の非接触充電と並んでEV普及の要となると考えられる技術であるので、"Super RAPIDAS(スーパーラピダス)"の多数の設置と自動車メーカーの充電ジャックの早期の対応を望みたいところである。

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