CEATEC JAPAN 2011進化したEV用非接触充電システム!
昨年に続き、パイオニアは"EV用非接触充電システム"CEATEC JAPAN 2011で公開した。以前もお伝えしたEV用非接触充電システムだが、今回はその進化した姿をお届けしよう。

私がEVのリーフに乗ってみて思ったことは、雨の日の充電が辛いということ。

大雨の日にリーフで遠出した際、傘を差しながら高速道路の充電スタンドで往復4回も傘をさし、ずぶぬれになりながらも充電コードを引き回し充電する羽目になったという経験がある。
せめてもの救いが、高速の充電器の多くは30分程度で満充電の80%となる急速充電器であるということと、充電代が無料ということであった。しかし、その充電方法は全くシンプルではない。台風や雪の日などを考えると、屋外の充電器の使用はEV利用者促進の妨げになるのは避けられないだろう。

そうした充電の悩みを解決できるスマートさを非接触充電器は備えているのである。
要するに、駐車するだけで充電できるというすぐれもの。充電ケーブルやプラグを使わないというのは便利である。

パイオニアの新製品の進化ポイントは、昨年モデルは送電コイルと充電スタンドとセパレートされていたが、今年のモデルは一体化され、駐車スペースの下に収納されるユニットのみとなりコンパクトになった点がある。
コンパクトになることで自宅の駐車場に設置する事も想定され、より手軽にEVを充電することが出来るようになる。
加えてIEEE802.11nの通信に対応し、自宅からEVの充電状況を確認したり充電の予約をしたりすることに加え、AVや様々なサービス情報をEVとやり取りできる。

余談ではあるが、日産「リーフ」はアイフォーンを使って車のエアコンや充電の制御をすることを可能にしているが、パイオニアのシステムは写真のとおり、家庭用のインターフォン大手のアイホンを使っている点が面白い。
震災後、EVの充電池がスマートハウス(エネルギーをすべて自給自足する次世代型の住宅のこと)の主要ユニットとして存在感を表してきているが、非接触充電器普及がスマートハウス、スマートタウンの成功のカギとなってくるに違いない。

説明員の話では、発売時期は未定とのことだが、価格としては自動車のオプションの上限ぐらいの価格帯、およそ20万円程度で発売をしていくことを目標にしているとのことだ。
リーフの充電ケーブルオプション価格が3m、200V用で78,800円、15m、200V用で89,300円(税込)ということを考慮すると、20万円程度で家庭に設置できれば、その便利さを考えると間違いなく買いであろう。

普及に関しては、説明員によると車両側で充電コイルが搭載されないと難しいということではあるが、すでに自動車メーカーと共同開発という形で取り組んでおり、遠くない将来に製品化されるということである。

ちなみに日産も10月13日にユニットが別体であるが、非接触充電器を開発していることを表明し、数年以内に発売したいということである(動画は一部の人にのみ公開しているようだ)
インフラ整備と電池性能の向上が進むことでEVが自動車の主流となることは間違いない。

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