【ビデオ&大量フォト】BMWが新型「3シリーズ」を発表!
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BMWは14日、主力モデル「3シリーズ」の4ドア・セダンをフルモデルチェンジ。「F30」型と呼ばれる新型を発表した。

プラットフォームから完全に新設計されたというその車体は、主に後部座席の足元スペースを広げるために、先代モデルの「E90」型よりもホイールベースを50mm延長して2,810mmとし、全長は93mm拡大された(各国の仕様により多少異なるが、4,630mm程度になるようだ)。トレッドも前37mm、後47mm拡げられ、全幅は10mm程度大きくなる。

にもかかわらず、超高張力鋼板を用いた車体構造により、車両重量は先代から(同等のエンジン・装備で)40kgほど軽くなっているという。また、受動安全性も向上し、剛性は先代より10%以上アップした。
もちろん、前後重量配分は50:50である。

こちらは「スポーツ・ライン」。黒いミラーや精悍なホイールに注目。

ボディのデザインは、「スポーティかつエレガント」というBMWらしいプロポーションに仕立てたという。全体的には5シリーズ7シリーズとの共通性を感じさせる "最新BMWルック" ではあるが、この3シリーズではヘッドライトがキドニー・グリルまで長く延びた形状になりフロント・マスクのワイド感を強調。先代モデルでは中央に大きく開いていたエア・インテークが、左右2つに分割したデザインになった。このフロント・バンパーの形状は「エア・カーテン」と呼ばれる、空気抵抗を軽減する効果を作り出すという。

そしてこちらは「ラグジュアリー・ライン」。窓枠がクローム・メッキされる。

搭載されるエンジンは、今のところガソリン2種、ディーゼル1種。6速MTまたは8速AT(オプションでパドルシフトも付く)がこれに組み合わされる。

日本に導入されるはずのガソリン・エンジンからご紹介すると、まず「335i」に積まれる直列6気筒ツインスクロール・ターボは、排気量2,979ccのN55型と呼ばれるユニットで、先代の335iから引き続き採用されるもの。306psの最高出力を5,800回転で、40.8kgの最大トルクをわずか1,200回転で発生する。0-100km/h加速の5.5秒(6MT・8ATともに)というタイムは、同じエンジンを積む先代E90型335i(6MT)と比べて、0.1秒速い。AT同士で比較すると先代より0.3秒も速くなっているそうだ。最高速度は変わらず、250km/hで電子制御リミッターが作動する。EUモード燃費テストでは6速MT車で約12.6km/リッター、新開発の8速ATとの組み合わせでは約13.8km/リッターまで伸びるという。

そして今回新たに登場した「328i」には、排気量1,997ccのN20型直列4気筒ツインスクロール・ターボを搭載。最高出力245psを5,000回転で、最大トルク35.7kgmを1,250回転で発生するこのエンジンは、自然吸気の直列6気筒エンジンに替わって採用された新開発ユニットだ。0-100km/h加速は5.9秒。最高速度はこちらも250km/hに制限される。燃費はEUモードで6MT車が約15.6km/リッター、8AT車では15.8km/リッターになるという。

新しい4気筒ターボ・エンジンと、各トリム別リモコン・キー。

どちらのエンジンも、高圧の燃料を燃焼室内に直接噴射する高精度ダイレクト・インジェクション・システムや、インテーク・バルブのリフト量を無段階に可変制御するバルブトロニックといったBMW自慢の技術が組み合わされており、さらに328iの直列4気筒には吸気と排気のバルブ・タイミングを最適に調整するダブルVANOSも採用され、高い動力性能と環境性能を両立しているという。

ヨーロッパではこの他に1,995ccの直列4気筒ディーゼル・ターボ・エンジンを搭載した「320d」およびその燃費をさらに改善した「320d エフィシェント・ダイナミクス」が販売される。

日本仕様に関してはまだ不明だが、新型3シリーズでは標準モデルの他に、外装・内装のデザインや装備によって「スポーツ・ライン」「ラグジュアリー・ライン」「モダン・ライン」という3種類の仕様から選ぶことができる。また、その他にエアロパーツや専用サスペンション、専用ホイールなどを装備した「M スポーツ・パッケージ」も用意される。

(左)モダン・ライン (右)ラグジュアリー・ライン

(左)スポーツ・ライン (右)Mスポーツ・パッケージ

新型3シリーズには、先頃日本でも発売された「1シリーズ」と同じように、ブレーキ・エネルギー回生システムや、エンジン・オート・スタート/ストップ機能、電動パワー・ステアリングなどが採用され、燃費向上に貢献しているようだ。また、これも1シリーズでお馴染みのドライビング・パフォーマンス・コントロールと呼ばれるドライブ・モード選択機能を搭載。サスペンションやエンジンのレスポンスなどを「コンフォート」「スポーツ」「スポーツ+」「ECO PRO」と切り替えることができる。


スポーツ・ラインのインパネ。パドルシフトが付いている。

発売は、ヨーロッパやアメリカでは2012年の2月と発表されている。来年夏に「xDrive」システムを搭載した4輪駆動モデルが追加され、秋には直列6気筒ターボ・エンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッド・モデルが登場する予定だ。

価格に関しては、イギリスでは旧型と比べてほとんど変わらないか、僅かにアップといったところ。旧モデルの「325i」と比べて、「328i」がどれくらい値上がりするのか、気になるところだ。


Mスポーツ・パッケージ

かつては「シルキー・シックス(絹のように滑らかに回る6気筒)」などと言われ、BMWのトレードマーク的存在でもあった、自然吸気の直列6気筒エンジンがなくなってしまったことは、BMWファンならずとも残念に感じるだろう。しかし、8速ATの採用や燃費向上など、新しいファンを生み出すための要素は充分に揃っていると言えそうだ。

新しい3シリーズ・セダンのディテールについては、大量に画像を用意したので、下のギャラリーからご覧いただければと思う。
また、早速公開された公式ビデオでは、「イカリング」と呼ばれる(英語では美しく「コロナ・リング」と呼ぶ)特徴的なポジション・ランプが、円形ではなくなった(上下が一部直線になった)様子も見られるので、そちらも是非。


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