トヨタホームのように自動車メーカーが家を作ることは珍しいことではないが、日産が今回公開したのは電力を自前でまかなえるシステムを備えた"NSH-2012"という斬新なコンセプトの未来型のスマートハウスである。

まず、電力の供給は、ハウスの天井にあるソーラーパネルによる発電に加え、燃料電池によるダブル発電が行われ、外部の電力が一切ない状態でも自給自足が可能となっている。ソーラーパネルだけではなく、燃料電池を組み合わせることで、天候に左右されること無く、電力を確保することができ、かつリーフの蓄電池に電力を確保することで、ソーラーパネルの不安定な電力を充分に安定的に使える電力へ変えることができる。

加えて災害時には、燃料電池への燃料の供給がストップされてもソーラーパネルと、リーフの蓄電池により復旧までのライフラインを確保することができるのだ。
モノコック構造を用い、多面体で構成される斬新なデザインの外観は、日本古来の高床式の住居をモチーフとしてデザインされており、駐車場を階下に確保できるようになっている。特に説明にはないが、車輪が住居下部にはタイヤが装着されており、移動も可能となっているようである。

電力不足が現実化されてきた昨今、湯水のように電力を使うようなEVというコンセプト自身その存在意義が非常に危うい。そんな中、スマートグリッドの最小単位である家庭と自動車という範囲で電力の効率化をEVの蓄電池が担うことで、
EVの存在意義を再定義させることができるようになるという背景からも日産が家作りまで提案する必要性が出てきたのではないだろうか。

地球温暖化や化石燃料の枯渇に対して、再生可能エネルギーの活用は絶対命題であるからにも、EVの欠点を補えるスマートハウス構想の推進は早急に行わねばならないだろう。

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志賀俊之氏のインタビューはこちらから


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