【ビデオ】2台のフェラーリ「F40」と「599」が、
フェラーリは、1987年に発表した限定生産のスペシャル・モデル「F40」と、12気筒エンジンを搭載する現行フラッグシップ・モデル「599 GTB フィオラノ」(日本名は単に「599」)が、荒野のワインディング・ロードで競い合うビデオを制作。YouTubeの公式チャンネルで公開している。

フェラーリの創業40周年を記念して開発された「F40」は、伝統的なチューブラー・スペースフレームのシャシーと、フェラーリ初のコンポジット素材によるボディ・パネルを組み合わせた車体に、排気量2,936ccのV型8気筒ツインターボ・エンジンをミドシップ・マウント。484psの最高出力と58.8kgmの最大トルクを発揮して、最高速度は324km/hに達し、0-100km/h加速を4.1秒でこなすという。



片や現行フェラーリ・ロードカーのフラッグシップである「599 GTB フィオラノ」(日本では商標の関係で「599」と呼ばれる)は、総アルミニウム製スペースフレームを採用した車体のフロントに、最高出力620ps、最大トルク62.0kgmを発生する5,999ccのV型12気筒エンジンを搭載。最高速度は330km/h以上、0-100km/h加速は3.7秒と発表されている。



つまり599は、もはや伝説となっているF40を打ち破ることが出来るほどの性能が与えられた、フェラーリの "通常ラインアップ・モデル" なのだ。

というわけで、この西部劇(マカロニ・ウエスタン?)風のビデオには、「Duel for the Crown(王座を賭けた決闘)」という題名が付けられている。

もっとも、F40のような限定生産の特別なモデルなら、「エンツォ」や「599 GTO」など、他にも王座に就いていそうなモデルがいくつか頭に浮かぶのだが、ここでは限られた人だけが所有できた限定モデルに、量産モデル(と言っても年産数百台というレベルだが)が挑戦するというストーリーが重要なのだと理解しておこう。

タイヤ・スモークの量がこんなに違う(左) 性能差はこれだけ違う(右)

果たしてどちらが勝つか...はビデオを観てご確認いただくとして、F40から599に至る20年の間に、パフォーマンスを語る上で大きく進化したのはエンジンそれ自体ではなく、電子制御システムを駆使したトランクション・コントロールや、セミAT「F1」ギアボックスによるギア・シフト、そしてブレーキとタイヤなのだということがよく分かる気がする(と言ったらレースの結果が分かってしまうが...)。

長いシフトレバーを操るF40(左)と、指先で引くだけでシフト完了の599(右)

ビデオの冒頭に「このレースはフィクションであり、閉鎖した道路を使ったプロフェッショナルなドライバーによるものです。決して真似をしないでください」という表示を出してまで、サーキットではなくわざわざ公道を使ったレース(風)の映像にしたのは、これが「フェラーリ・ストラダーレ(ロードカー)」による王座決定戦だからだろう。

サーキットは、それを専門とするまた別のフェラーリたちが闘う場所なのだ。




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