少し大きくなったBMWの新型「1シリーズ」日本で発売! 新エンジンと8速ATで燃費も向上!
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BMWは22日、新型「1シリーズ」の日本導入を発表。ボディ拡大による居住性の向上と、新世代エンジン+8速ATなどの採用による燃費改善が、モデルチェンジによる進化したポイントだ。


BMWの「1シリーズ」は、いわゆるプレミアム・コンパクトと呼ばれるクラスで唯一の後輪駆動モデルであることから、BMWらしいスポーティな味わい(これをBMWでは「駆けぬける歓び」と表現する)を特徴とするモデル。2004年に初代が発売されてから、今回が7年ぶりのフル・モデルチェンジとなる。

先代は5ドア・ハッチバックと2ドア・クーペおよびカブリオレがラインアップされていたが(欧州では3ドア・ハッチバックもあった)、新型はまず中心モデルとなる5ドアからの発売となる。



ボディ・サイズはE87型と呼ばれる先代よりもやや拡大され、全長4,335mm × 全幅1,765mm × 全高1,440mm。95mm長く、15mm幅広く、10mm高くなった。ホイールベースも30mm延長され、2,690mmとなる。これにより室内空間は広くなり、特に後席の居住性はかなり改善されたそうだ。

F20型と呼ばれる新型1シリーズの5ドア・モデルには、日本仕様ではチューニングの異なる2種類の1,598cc直列4気筒ガソリン・エンジン「N13B16A」型が搭載される。エントリー・モデルの「116i」では最高出力136psと最大トルク22.4kgmを発生し、高性能版の「120i」ではそれぞれ170psと25.5kgmにまで向上。もちろんフロントに縦置きされる。
この新開発の「ツインパワー・ターボ・エンジン」は、ツイン・スクロール・ターボチャージャーと直噴システム、さらにバルブのリフト量を無段階に可変制御する「バルブトロニック」や、吸気及び排気のバルブ・タイミングを制御する「ダブルVANOS」といったテクノロジーが採用され、「高い環境性能と卓越したパフォーマンスを両立」させたという。

このエンジンに組み合わされるのは、こちらも新開発の8速オートマチック・トランスミッション。日本仕様では(今のところ)6速MTは選べない。



高効率なエンジン+8速ATに加え、ブレーキ・エネルギー回生システム(ブレーキング時に運動エネルギーを電力に変えて充電しておき、加速時にオルタネーターの発電を止めることでエンジンの負担を減らす)や、エンジン・オート・スタート/ストップ機能(いわゆるアイドリング停止機能)、電動パワー・ステアリングの採用などにより、燃費は旧型比約25%も改善。さらに「エコラン」に励みたい場合は、ドライビング・モード切り替えスイッチを「ECO PROモード」にすれば、エンジン・レスポンスやシフト・タイミングだけでなくエアコンまで制御して燃費を稼ぐようになるそうで、最大20%も燃料消費を低減する効果があるそうだ。

こうして達成した燃料消費率は、116iの場合、10・15モードで17.6km/リッター、JC08モードで16.6km/リッター。120iではそれぞれ17.2km/リッター、16.6km/リッターとなる。つまり、より現実的な数字が出ると言われるJC08モードでは、116iも120iも燃費は変わらないということになる。ちなみに車両重量は116iが1,400kg、120iはそれより20kg重い1,420kgとなっている。前後重量配分はもちろんBMWがこだわる50:50だ。

新型1シリーズでは、116iと120iのいずれにも、標準モデルの他に内外装のデザインが(微妙に)異なる「スポーツ」と「スタイル」という仕様が用意される。
名前の通り、「スポーツ」は、スタースポーク・ホイールやブラック内装(赤いアクセント入り)などにより "スポーティ" な印象。「スタイル」ではクローム仕上げのグリルとレザー・コンビネーションのインテリアなどで "スタイリッシュ" な雰囲気にまとめられる。



価格は標準仕様の116iが308万円、120iが367万円(いずれも消費税込み)。「スポーツ」または「スタイル」仕様を選べば、116iでは10万円高くなり、120iでは20万円高くなる。全ての116iと120iの標準仕様車が205/55R16タイヤと16インチ・ホイールを標準装備するのに対し、120iの「スポーツ」および「スタイル」では225/45R17タイヤと17インチ・ホイールが付くというのが差額の理由だろう。9月22日より受注を開始、納車は10月からを予定しているという。なお、新型1シリーズは全モデルが75%エコカー減税対象車として認定されている。

300万円台で買える後輪駆動の実用的な輸入車としては、ほとんど唯一の存在であるBMW 1シリーズ。先代から価格がほとんどアップしていないところも嬉しいポイントだ(先代は116iが299万円、120iが364万円)。
ライバルはアウディの「A3」あたりだろうか。こちらは125psの1.4リッター・ターボを搭載する「A3 スポーツバック 1.4 TFSI」が、奇しくも(?)新型116iと同じ308万円。160psの1.8リッター・モデルが、120iより2万円だけ安い365万円となっている。価格帯はほとんど一致するが、FRで、エンジン・パワーも勝っているというところがBMWらしいと言えるだろう。逆に4輪駆動を求めればアウディに軍配が上がる(けれど、2.0リッター・エンジン搭載の「クワトロ」は463万円からと価格はかなり高くなる)。

最後に、新型1シリーズの「スポーツ」と「スタイル」をどちらにするか決めかねている人のために、公式ビデオをご紹介しておこう。ヨーロッパでは「スポーツ・ライン」と「アーバン・ライン」という名称になるのだが、感じは掴めるのではないだろうか。



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