【フランクフルトショー2011】アルファ ロメオの小さなスーパーカー「4C」は
アルファ ロメオ 4C コンセプトの高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

アルファ ロメオは、2013年に発売が予定されているコンパクト・スーパーカー「4C」を、現在開催中のフランクフルト・モーターショーに出展。金属のようなボディのフィニッシュが特徴だ。

"4気筒(4-cylinder)" を意味するアルファ ロメオの「4C」は、これまで何度かお伝えしたように、1.75リッターの直列4気筒ターボ・エンジンをカーボン・ファイバー製シャシーのミドシップに搭載する全長約4mのコンパクトな2人乗りスポーツカー。エンジンの排気量こそ小さいが、850kgという軽量な車体のおかげで動力性能は高く、最高速度250km/h以上、0-100km/h加速5秒以下というパフォーマンスを発揮。そしてカーボン・ファイバー製シャシー+ミドシップ+デュアル・クラッチ式トランスミッションというこれだけ書けばまるでランボルギーニマクラーレンのような車体の構成から、アルファ ロメオではこのクルマを「コンパクト・スーパーカー」と称している。

今年3月のジュネーブ・ショーで初公開されたときには「ラーヴァ(溶岩)・レッド」という半艶消しの独特な赤いボディだったが、今回はそれを「フルード・メタル(流体金属)」というこれまた個性的なカラーに変えての登場。実物を見た人の話によれば、これは単なる「シルバー・メタリック」でもなければ、「クローム・メッキ」でもなく、ぴかぴかに磨き上げた「ポリッシュ仕上げ」でもなければヘアライン加工された「サテン仕上げ」でもないという。言ってみれば「金属そのもの」のような色合い・質感なのだそうだ。



とは言うものの、この4Cのボディ・パネルはスチールやアルミのような金属製ではなく、コンセプト・モデルではシャシー同様いわゆるカーボン・ファイバー(CFRP=炭素繊維強化プラスティック)で作られており、市販されるときにはおそらくGFRP=ガラス繊維強化プラスティック製になるものと思われる。つまり、樹脂製のボディにわざわざ金属の薄い膜を貼り付けたようなものらしいのだ。

このような特殊塗装は例えば「メルセデス SLS AMG」でも「アルビーム」という名前で採用されているが、あちらは「シルバー・アローの伝説(昔々、メルセデスのグランプリ・レースカーが規定の重量より僅かに重かったため、ボディのペイントを剥がすことで軽量化し、アルミの地肌を剥き出しにしてレースを戦ったという故事)」にあやかったもの。メルセデスにはわざわざ "金属のような表面" にする意義がある。

だが、この塗装仕上げによって、4Cのメリハリが効いたボディ・ラインを、はっきりと浮き立たせる効果が得られていることは事実。単純に "カッコ良さ" のためと言われたら、納得せざるを得ないところがイタリア車の魅力(魔力?)かも知れない。

今回、発売は当初の予定よりもやや遅れて2013年になると発表された。価格は4万5,000ユーロというから、現在のレートでは約475万円。内容を考えれば "安い" と言えるのではないだろうか。

日本でも発売されたら「ロータス エリーゼ」のライバルとして、イタリア車ファンの間で盛り上がりそうだ。東京モーターショーで見られないことが何とも残念(アルファ ロメオは不参加)。
フィアット グループ オートモービルズ ジャパンには、何らかのイベントで日本でも展示する機会を作って欲しいものである。


Related Gallery:Mercedes-Benz SL 2012 (filtraciones)

Image Credit: Copyright 2011 Noah Joseph / AOL

関連リンク
―【ジュネーブショー 2011】アルファ ロメオの小さなスーパーカー「4C コンセプト」は市販化決定!
―アルファ ロメオの "小さなスーパーカー"「4C コンセプト」が、装いも新たに再登場!
―【ビデオ】小さなスーパーカー「アルファ ロメオ 4C」のプロモ映像が公開!


アルファ 4Cの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べよう!