【フランクフルトショー2011】トヨタの「FT-86 II」はボディカラーと足元に注目!
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トヨタは、現在開催中のフランクフルト・モーターショーに「FT-86 II コンセプト」を出展。一見、3月にジュネーブで公開されたモデルと同じように見えるが、明らかに違っている(と分かる)点は3つ。ボディ・カラーとブレーキ・キャリパー、そしてタイヤだ。

トヨタスバルと共同開発している「FT-86」は、すでにご承知の通り、2リッター水平対向4気筒エンジンをフロントに搭載し後輪を駆動するスポーツ・クーペ。今年12月に開催される東京モーターショーで生産型が発表されると見られているが、その前にここフランクフルトでは、どこまで(それに近いものを)見せてくれるのか、注目されていた。

しかし写真をご覧になっていただければお分かりの通り、今年3月にジュネーブ・ショーで公開された同名の「FT-86 II コンセプト」とほとんど変わっていない。

ボディ・カラーはジュネーブのときのブラックから、「バーント・オレンジ」と呼ばれる色に変わっているが、これが最大の変更点。このことによってボディのカタチや、前後バンパーなどのボディ・カラーと塗り分けられる部分が分かりやすくなったと言うことはできる。しかしそれだけ。トヨタが事前に公開したティザー・ビデオから窺えるように、このクルマはジュネーブに展示したクルマをペイント・ブースに入れて単に塗り直しただけのようだ。


その他の部分では、ブレーキ・キャリパーが赤いブレンボ製のものに交換されていることに気付く。ただし、果たしてこれが市販されるときにブレンボを純正装着することが決まったということを示唆しているのかどうかは不明だ。
それからブレーキ・ローターの方だが、ジュネーブ・ショーのときにはフロントはスリット入りドリルド・ローターだったのだが、今回はプレーンなものが装着されていたようだ。

そしてもう1点。タイヤに注目していただきたい。ブリヂストン製のスポーツ・タイヤ「ポテンザ」が装着されているが、その銘柄がなんと「RE-86」となっているではないか。ブリヂストンは1980年代に同じ名前のタイヤを販売していたが、今はすでに生産されていない。サイズや扁平率から見ても、当然このタイヤはFT- "86" に履かせるために現在新たに製作されたものだ。
ちなみにジュネーブのときに装着されていたタイヤは、ダンロップ製「ディレッツァ」だった。
市販に向けて、ブリヂストンが純正装着用に専用タイヤを用意する、ということを匂わせているのかも知れない。


もっとも、RE86タイヤは今年4月に上海で黒いFT-86 IIがお披露目されたときにすでに履いていたし、ブレンボ製ブレーキ・キャリパーも8月に冨士スピードウェイで開催されたイベントのときには装着されていたというから、今回のフランクフルトが初披露となったのはボディ・カラーだけのようだ。

トヨタはティザー・ビデオの説明文の中で「新しいトヨタ FT-86は、より速く、より軽く、よりスポーティ」になっていると述べているが、残念ながら今回その辺りはまったく分からず(ブレーキやタイヤの交換によって「より軽く、よりスポーティ」になったと言うことも、できなくはないが...)。

車名の発表もインテリアの公開も、東京モーターショーを盛り上げるために今回は差し控えたトヨタの意思を汲んで、全てが明らかになる12月を期待して待つことにしよう。


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