【ビデオ】プジョー・スポールが開発したレース仕様の「RCZ」!600万円という価格は安い!?
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プジョーのモーター・スポーツ部門であるプジョー・スポールは、スポーツ・クーペ「RCZ」のレース仕様車「RCZ プジョー・スポール」を発表。ワンメイク・レースに参加する人たちに向けて販売されるという。

プジョー RCZは、フロントに1.6リッターの直列4気筒ターボ・エンジンを搭載し前輪を駆動する4人乗り(2+2)のクーペ。プジョーの主力モデル「308」のシャシーに個性的でスタイリッシュなボディと専用チューニングが施された足回りを与え、スポーティなモデルに仕上げられている。

このRCZをベースに、ラリーや耐久レースで数々の実績を残しているプジョー・スポールが、「レースを闘うための、本物のレース・カー」として開発したのが、このRCZ プジョー・スポールだ。

モノコックにはロール・ケージが入れられ、ドライバーの安全性を高めるとともにシャシー剛性を強化。エンジンは市販モデルのRCZに積まれている1.6リッター・ターボを、最高出力250psと最大トルク30.5kgmにまでチューンして搭載している(市販モデルのRCZは高性能なMT仕様で200psと28.0kgm)。これに組み合わされるトランスミッションは、サデブ社製6速シーケンシャル。一般的なシフト・レバーはなく、ステアリング・ホイールに装備されたパドルでシフト・チェンジを行う。ドライバーの眼前にはカラーのモニター・ディスプレイが備わり、エンジン回転数をはじめとする様々な情報を伝えてくれる。

ワンメイク・レースでは厳正なイコール・コンディションで競うため、エンジンは封印され、ユーザーが触れることは許されない。パワートレインは大掛かりなメインテナンスをしなくても、1シーズンを充分走れるだけの耐久性が確認されているそうだ。

足回りにはプジョー・スポールが開発した専用ショック・アブソーバーが組み込まれ、キャンバー角・トー角・車高のセッティングが可能。フロントにAPレーシング製6ビストン・キャリパーを備えるブレーキも強化済みだ。ホイールは18インチ、もちろんスリックタイヤが装着される。

車体は後部座席や内装類などの除去によって約1,070kgにまで軽量化されているという(日本仕様のRCZは1,350kg)。

これだけの内容で販売価格は5万4,900ユーロ(約600万円)。ベースとなっているRCZの日本価格が400万円以上することを思えば、プジョー・スポール製のコンペティション・マシンがこの値段なら高くはないかも。


そんなRCZ プジョー・スポールは確かに魅力的だが、しかしサーキットで年に数回しか乗れないクルマにぽんと600万円を出せる人はそれほど多くはないだろう。また、日本でこのワンメイク・レースが開催される可能性も、残念ながらあまり高いとは思えない。

そこで、例えばライバルのルノーが「ルノー・スポール」ブランドで量産モデルのスポーツ・バージョンを販売しているように、プジョー・スポールの手掛けたロードカーが発売されたら、これは欲しいという人も多いのではないかと思うのだが...。

来年のル・マンでアウディ相手に雪辱を果たすまでは、公道に降りて来る余地などプジョー・スポールにはないのかも知れないけれど。





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