【ビデオ】プジョーが提案する、将来のフランス流高級車!
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プジョーは1日、フランクフルト・モーターショーに出展するハイブリッド・カー「HX1」のプロモーション・ビデオをYouTubeの公式チャンネルで公開した。


HX1は、プジョーが描いて見せる近未来の「フランス流高級MPV(多目的用途車)」だ。
「ミニバン」と単純に言うのも憚られるそのスタイルは、4,954mmという全長や1,990mmという全幅に対して、全高が1,373mmと極めて低いクーペのようなディメンションを特徴とする。空力を追求したボディのラインによって、Cd値0.28という、MPV型のクルマとしては立派な数字を達成した。

2人ずつ3列に座るシートは、プジョーによると「後列シートは最大の快適さのために、前列シートは最大の感動のために」設計されているという。では2列目のシートはというと、これは取り外して前席の後ろに格納することができるようになっている。つまり、6人まで乗車は可能だが、あえて4人でゆったり乗って「快適」と「感動」を味わうのがフランス流の贅沢さ、ということだろうか。

だから、ある意味 "特等席" である3列目のシートには、楽な姿勢と優雅な動作で乗り込めなければならない。そこでプジョーが考えたのが、4枚のドアが前後に跳ね上がるユニークな「ハーフ・シザー・ドア」だ。これなら2列目のシートを倒したりスライドさせたりして潜り込むように乗らなくて済む。そんな後部座席のセンター・コンソールには、ミニバーの他にコーヒー・メーカーまで備わるという。これはプジョーという会社が、コーヒー・ミルの製造で有名であることにちなんでいるそうだ。



肝心のパワー・トレインは、プジョーが開発を進めてきた「ハイブリッド4」というシステムを、プラグイン型に発展させたもの。フロントに搭載する2.2リッターのディーゼル・エンジンが前輪を駆動し、リアに置かれた電気モーターが後輪を駆動する。低速時には電気の力のみで走行することも可能だという。最高出力はエンジン204ps+モーター95psで合計299ps。大容量のリチウムイオン・バッテリーには240ボルトのコンセントから充電することもでき、最大30kmの距離を "ゼロ・エミッション" な電気自動車として走ることができるそうだ。

また、時速100km/hに達すると、ホイールのスポークが開いてフラットなディスク状になり、さらにサイド・スカートやルーフ・スポイラーも角度や位置が変化して空力性能を適正に調整するという。

6人乗りのミニバンと4人乗りクーペを使い分けるボディ、可変式のエアロパーツとホイール・スポーク、そして電気モーターとディーゼル・エンジンによる動力の切り替え。このHX1のテーマが「メタモルフォーゼ(変身)」であるとプジョーが言うのはそういうわけだ。生活環境や走行状況などに合わせて様々に "変身" するクルマなのである。ドアを閉じていると「背の低いオデッセイ」のようにも見えなくもないけれど、4枚のドアを開けると途端に華やかさを増す。




今のところ市販化はまったく未定のコンセプト・カーではあるが、このHX1に見られるデザイン要素は、今後登場してくるプジョーの市販車に反映されるものと見られている。とりわけ、ボディから浮き上がって見える(という)フロント・グリルや、プジョー社のトレードマークであるライオンを思わせる(という)ネコ科の動物のようなヘッドライト、そしてブーメラン型リア・ランプなどは、最新のプジョー・デザインを象徴するものだという。

ドイツ車とも日本車とも、イタリア車やイギリス車とも違う、フレンチ・スタイルの高級車というプジョーの提案。エンジンの大きさ(排気量やシリンダー数)に頼らない走りや、金属と革と木を組み合わせた未来的かつシックなインテリアに、フランス人の意地とセンスが窺える気がするのだが、いかがだろう?



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