フォルクスワーゲンから、シンプルで小さな新型車「up!」が登場!
フォルクスワーゲンは21日、新しい小型車「up!」を発表した。全長3.54m × 全幅1.64mというサイズは同社の最小モデルだ。

「up!」は、フォルクスワーゲンが2007年に発表した同名コンセプト・カーの市販バージョン。当初は初代「ビートル」と同様、車体リアにエンジンを置くというレイアウトで検討されていたようだが、残念ながら(?)発売に至ったモデルは「ゴルフ」や「ポロ」などのファミリーと同じ、一般的なフロント・エンジンとなった。

それでも、3.54mという「4人乗り乗用車としては最小サイズ」(プレスリリースより)のボディに、出来るだけオーバー・ハングを切り詰めて、2.42mという長いホイールベースを確保することで、最大限の室内空間を実現したという。
現在フォルクスワーゲンが日本で販売する最も小さなモデルのポロと比べると、全長は約45cmも短いのに、ホイールベースは5cmしか短くなっていないのだ。代わりに全高はポロよりも約5mmほど高い。
全長・全幅は、2006年まで販売されていた「ルポ」(覚えておいでだろうか?)に近いが、ホイールベースはルポより10cmも長くなっている。



デザイン部長のクラウス・ビスコフ氏は「単に最大限の室内空間を得ようとすれば、クルマは四角い箱になってしまう。我々は室内の使いやすさを犠牲にしないように、クリーンでパワフルなデザインとするべく、その箱を削っていく作業をやり遂げた」と語っている。
フロント・フェイスは一目でフォルクスワーゲン・ファミリーであることが分かるように、そして「親しみやすく、シンプルに」デザインされたそうで、フロント・グリルが微笑んで見えるのは狙ったものらしい。

インテリアについては「楽しさ」を感じさせるようなデザインにしたそうで、ダッシュボードには新型「ビートル」のようにカラー・パネルが張られる。これは5色用意されるというボディ・カラーに合わせることも出来るし、別のカラーリング(化粧板のようなもの?)にすることも可能だという。


荷室容量は251リッター。後部座席を倒すと951リッターに拡大できる。ちなみに全長が45cm長いポロは280/952リッターだ。

搭載されるエンジンは新世代の1リッター3気筒ガソリンと、天然ガスエンジン。ガソリン・エンジンには60ps仕様と75ps仕様の2種類があり、アイドリング・ストップ機構などの省燃費技術「ブルーモーション・テクノロジー」によって、混合モード燃費はそれぞれ23.8km/リッターと23.38km/リッターを達成するそうだ。日本の国土交通省審査値とは基準が異なるが、参考までに。
なお、2013年には電気自動車仕様も加わる予定だという。

また、このup!には「シティ・エマージェンシー・ブレーキ」をオプション装備することができる。これはレーザー・センサーによって衝突の危険を感知し自動的にブレーキを効かせるというもので、時速18マイル(約29km/h)以下で走行しているときに働く。フォルクスワーゲンによれば、up!がこのクラスでは初めて装着可能にしたという。

up!の実車が一般公開されるのは、9月にドイツで開催されるフランクフルト・モーターショー。今のところMT仕様しかないようなので日本への導入はまったく未定だが、ヨーロッパでは今年12月に発売される予定だ。装備の違いによって廉価グレードの「take up!」から快適仕様の「move up!」、そして上級モデルの「high up!」という3種類のグレードが用意され、さらにhigh up!をベースとした「up! black」と「up! white」というモデルが設定されるという。

フォルクスワーゲンが、初代「ビートル」時代の精神に立ち返り、シンプルで使いやすい高品質なスモール・カーとして作り上げたこのup!。もしトランスミッションに「DSG(デュアル・クラッチ式セミAT)」が搭載されれば、価格次第では日本でも人気が出そうだが...。
ポロが213万円で販売されている以上、3気筒のup!なら200万円を大きく下回らなければ魅力が薄い。そう考えると日本市場での販売は難しいかも。


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