【レポート】英のF1ファンたちが激怒! マードックが英のF1放映権を獲得し、今後は有料放送に
イギリスのF1ファンを憤らせているニュースをお伝えしよう。これまでF1放送は、公共放送のBBCが独占的に放映権を保有していたのだが、2012年から2018年までは、衛星放送ネットワークのスカイとBBCの共同契約という形になった。これになぜファンが腹を立てているかというと、要は、これまですべて無料で見ることができたF1が、レースによっては今後、有料チャンネルでしか観ることができなくなるからだ。

スカイは、世界的なメディアグループであるニューズ・コーポレーション(以下:ニューズ)の傘下にあり、ニューズのオーナーであるメディア王ルパート・マードックがトップを兼ねている。そのマードック氏が数カ月前にコンソーシアムを結成し、F1事業の買収に乗り出していたのは先にもお伝えした通り。しかしその後、同じくニューズ傘下の英大衆紙『ニューズ・オブ・ザ・ワールド』が、盗聴疑惑で廃刊に追い込まれる事件が発生。マードック氏も英下院に証人喚問されるなど世間を騒がせていたが、F1の放映権は狙い続けていたようだ。

BBCはコスト削減、契約延長を理由に、来年以降、全20戦(2012年はアメリカGPが加わり全21戦の予定)のうちの半数のみを放送し、スカイはフリー走行ならびに予選を含めた全レース、全セッションを有料スポーツチャンネル「スカイ・スポーツ」で中継する予定だ。

今回の契約はコンコルド協定に違反するのではないかという懸念の声も聞かれたが、F1の最高責任者バーニー・エクレストンはこの契約に満足しているという。これまで全レースを無料の生中継で楽しんできたイギリスのF1ファンには同情を禁じ得ないが、BBCが完全撤退してしまうことを思えば、これが最善の策だったかもしれない。

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