【速報】F1第9戦イギリスGP決勝結果!(画像追加しました)
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10日、F1世界選手権第9戦イギリスGP決勝が、シルバーストン・サーキットで行われた。

前日に行われた予選ではレッドブルの2台がフロント・ローを独占したものの、今回のグランプリから導入されたブロウン・ディフューザー規制の影響もあり、3番手に入ったフェラーリのフェルナンド・アロンソとは、これまでになかったほどタイム差が小さく、決勝レースは接戦が期待された。また、小林可夢偉のザウバーもこのシルバーストン・サーキットではなかなか好調。途中で降り出した雨にも助けられ、8番グリッドを獲得した。

そして10日決勝、コースの場所によっては路面に雨が残るような状況でレースはスタートした。全車がインターミディエイト・タイヤ(軽い雨用の浅ミゾタイヤ)を装着。予選2位だったレッドブルのセバスチャン・ベッテルが、素晴らしいスタートを決めてトップに躍り出る。予選では雨が降り出したため10番手に沈んだマクラーレンのルイス・ハミルトンが目覚ましい走りでポジション・アップ。あっという間に6位に。
スタートでベッテルがトップに
2周目、予選5番手だったフェラーリのフェリペ・マッサが、4番手スタートだったマクラーレンのジェンソン・バトンをパス。バトンはハミルトンにも抜かれてしまう。

9周目、メルセデスGPのミハエル・シューマッハが小林可夢偉に追突。ノーズを壊してピットへ。このとき、誰よりも先に晴れ用タイヤに交換する。小林のマシンはダメージを受けたまま走行を続けるが、ペースは上がらず順位を落とす。

シューマッハのタイムが上がってきているのを見て、他のチームも次々とタイヤ交換。小林もピットインするが、このとき後ろから他のクルマが来ているにもかかわらずピットを出ようとしてニアミス。他チームのホイール・ガンを跳ねてしまう。

先頭のベッテルも13周目を走り終えてピットイン。トップでコースに復帰する。
15周目、ハミルトンはアロンソまで抜いて3位へ。

16周目、シューマッハに小林との追突の件でペナルティが課せられる。ピットに戻って10秒間ストップしなければならない。21周目には小林にもピットでのアクシデントが「危険な発進」とされて同じペナルティが出される。

24周目、タイヤが苦しくなったハミルトンをアロンソがパス。
小林可夢偉のザウバーは白煙を上げてストップしてしまう。今季初のリタイアだ。予選8位から入賞が期待されていた小林だったが、決勝レースはアクシデントに見舞われ残念な結果に終わってしまった。
予選8位ながら決勝レースは不運に見舞われた小林可夢偉

25周目、母国GPでルーキーながら7位を走っていたフォース・インディアのポール・ディ・レスタがピットイン。しかしピットではタイヤが用意できていなかったらしく時間を失い16位に転落。予選も6番手と好調だったのに、こちらも残念。

26周目終了時にウェバー、マッサらがピットイン。次の周、ベッテルとアロンソがピットへ。しかし、ここでベッテルは左リア・タイヤの交換に手間取り作業が遅れ、アロンソが先にコースへ戻る。これでトップだ。

レース中盤、ピットで遅れたベッテルは、その前を走るハミルトンをテール・トゥ・ノーズ状態で猛追。だがハミルトンも簡単に抜かせない。36周目を走り終えたベッテルは先にピットへ。ハミルトンはこれに反応し、次の周回でピットイン。だがコースに戻ったときにはベッテルの方がハミルトンよりも前を走っていた。

39周目終了時にアロンソがピットへ。続いてバトンもピットインしたが、タイヤ交換を終えたと思って走り出したら、なんと右フロントのホイールナットが緩んでいる。マクラーレンらしくないピット作業のミスだ。

レース終盤、ハミルトンにチームから「ペースを落とせ」と無線連絡が入る。どうやら燃料の残量が少なく、そのままのペースで走り続けたら最後まで走れそうもないという。46周目、そんなハミルトンをウェバーがパス。ウェバーはチーム・メイトで2位を走行中のベッテルに追いつくが、ここでチームから無線が入る。チームメイト同士で争って2位・3位のポジションをフイにしてしまう事態を避けるべく、「ポジション・キープせよ」というのだ。つまり、バトルはするなというチーム・オーダーである。

そして最終ラップ、フェラーリのアロンソが今季初優勝。ルノー・エンジンがブロウン・ディフューザーを規制されたり、ベッテルにピット・ストップでアクシデントが発生したりというようなことがあっての勝利だが、勝てるときに決してミスをしないでしっかり勝つというのがアロンソの強さである。
今季初優勝のフェルナンド・アロンソ

続いてレッドブルのベッテル、ウェバーがゴール。チーム・オーダーは結果として守られたことになる。ただし、レース後のインタビューでウェバーはチームからの指示を「無視した」と明言している。タイヤが苦しいベッテルに、ウェバーはDRSを使って並びかけるほどのファイトを見せた。
左から2位のベッテル、1位のアロンソ、3位のウェバー

4位争いは最後の最後まで続いた。最終ラップ、ペースを落としていたハミルトンにマッサがプッシュ。一瞬前に出たが2台は接触、最終コーナーでマッサがオーバー・ランしてしまい、ハミルトンが再び前に出てそのままチェッカーを受けた。

6位はメルセデスのニコ・ロズベルグ。7位に入ったザウバーのセルジオ・ペレスは大健闘と言っていいだろう。

最終的な順位は以下の通り。

優勝  フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
2位  セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
3位  マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
4位  ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
5位 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
6位  ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)
7位  セルジオ・ペレス(ザウバー・フェラーリ)
8位  ニック・ハイドフェルド(ルノー)
9位  ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)
10位  ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
11位  エイドリアン・スーティル(フォースインディア・メルセデス)
12位  ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)
13位  ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ・コスワース)
14位  パストール・マルドナド(ウィリアムズ・コスワース)
15位  ポール・ディ・レスタ(フォースインディア・メルセデス)
16位  ティモ・グロック(ヴァージン・コスワース)
17位  ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン・コスワース)
18位  ヴィタントニオ・リウッツィ(HRT・コスワース)
19位 ダニエル・リチャルド (HRT・コスワース)

次戦ドイツGP決勝レースは2週間後、7月24日に開催される。


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[Images: Lefteris Pitarakis, Tom Hevezi, Tim Hales/AP | Paul Gilham, Clive Mason/Getty, Sauber Motorsport AG]



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