優勝したモンスター田嶋の高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

6月26日に決勝レースが開催された「世界で最も過酷なヒルクライム」と呼ばれる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」で、日本の田嶋伸博選手が総合優勝に輝いたことは昨日お伝えしたが、そのゴールを迎えた時の画像が入ってきたのでぜひご紹介したい。

アメリカ・ロッキー山脈にある「パイクスピーク」と呼ばれる山で、標高2,861mのスタート地点から、富士山よりも高い4,301m地点の山頂を目指し、156個のコーナーがある全長約20kmのコースを一気に駆け上りそのタイムを競う。それが「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」だ。

かつてはそのコースのほとんどが「グラベル」と言われる未舗装の路面だったが、年々コースのアスファルト舗装が進んで今年はそのほとんどが「ターマック(舗装路)」となっている。2012年には全ての路面が舗装される予定で、つまり今年はグラベルを残した路面で競われる最後のレースとなるわけだ。

910psの3.1リッターV6エンジンを搭載した「モンスタースポーツ スズキ SX4」に乗る「モンスター田嶋」こと田嶋伸博選手は、このレースでこれまでに6回の総合優勝に輝いている。しかも2006年からその王座を1度も明け渡したことはなく、アメリカのレース界では超有名人だ
今年は2007年に自らが打ち立てた世界記録「10分1秒408」を更新できるかどうかが話題となっていた。

ライバルは「ヒュンダイ ジェネシスPM580」で参戦するリース・ミレン選手。ほぼ全面舗装路となったコースに合わせて、ル・マンを走るプロトタイプ・レーシングカーのようなマシンを持ち込んで来た。グループBラリー・カーのようなモンスタースポーツ SX4とは対照的だ。


予選はコースを3分割した最初の区間で行われる。グラベル部分を含むこのセクションで、田嶋選手は2位のミレン選手に14秒以上もの差をつける4分33秒804というトップ・タイムをマーク。予選で1位を獲得した出場者は決勝の出走順を自ら選択する権利が与えられる。

風は強いがよく晴れ渡った決勝日、ゼッケン・ナンバー1を付けた田嶋選手のSX4 パイクスピーク・スペシャルは、9分51秒278というタイムを記録して優勝。これは2007年に自身が樹立したコース・レコードを10秒以上更新しただけでなく、遂に念願だった「10分の壁」を破る快挙だ。

優勝したモンスター田嶋こと田嶋伸博選手

リース・ミレン選手のヒュンダイ ジェネシスPM580は、ゴールまで残り約6.4kmというところでブレーキ・トラブルに見舞われ、記録は10分09秒30。2位に終わった。ミレン選手によれば、充分な制動力を得られなくなったことで、1つのコーナーあたり約2秒は失ったという。

2位となったリース・ミレン選手のヒュンダイ ジェネシス PM580

3位に入ったのはジャン・フィリップ・デイロー選手がドライブする「ダチア・ダスター」。聞き慣れない車名かも知れないが、ダチアはルノー傘下に属するルーマニアの自動車メーカーで、ダスターは主にヨーロッパ諸国で販売されているSUVモデル。もちろんパイクスピークに出場するからには大改造が施されており、エンジンは同じルノー傘下のよしみで「日産 GT-R」のVR38DETT型ユニットをチューンして搭載しているそうだ。タイムは10分17秒707だった。
3位のジャン・フィリップ・デイロー選手が乗るダチア・ダスター


「がんばろう日本 "Pray for Japan" 」を掲げて闘ったモンスター田嶋は、本日6月28日に61回目の誕生日をお迎えになる(おめでとうございます!)。
歓喜の画像は以下のギャラリーからどうぞ!

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