F1第8戦ヨーロッパGP決勝速報!
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26日、F1世界選手権第8戦ヨーロッパGP決勝が、スペインのバレンシア市街地サーキットで行われた。

優勝したのは、ポール・ポジションからスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテル。盤石なレース運びで今季6勝目を挙げた。ドライバーズ・ポイントでは、これで早くも2位に77点もの差をつけ、186ポイントを獲得。チャンピオン2連覇に向けて、今のところ他を寄せ付けない強さを見せている。

2位にはフェラーリのフェルナンド・アロンソが入った。予選4番手だったアロンソだが、スタート直後にマクラーレンのルイス・ハミルトンをパス、その後21周目にレッドブルのマーク・ウェバーを抜いて2位に上がった。2回目のタイヤ交換を終えコースに復帰したときにはウェバーに先行されてしまったが、最後のピットストップで再び逆転。地元スペインのファンを沸かせた。現状自力で望み得る最高の結果を残したと言えるのではないだろうか。

3位は、予選2番手からスタートしたマーク・ウェバー。3回目のタイヤ交換を終えてコースに戻ると周回遅れのクルマに引っかかってしまい、次の周にピットインしたアロンソに逆転を許してしまう。レース後のインタビューでは、このときのことを「僕のミス」と述べていた。終盤にはギアボックスにトラブルを抱えていたらしく追撃ならず。それでも4位を走行していたマクラーレンのルイス・ハミルトンとは充分な差があったので、そのままポジションを守って表彰台に上った。

ザウバーの小林可夢偉は予選14位からスタート。他の多くのドライバーよりも1回少ない2度のタイヤ交換で走る作戦だったが、「タイヤの管理は難しかった。出来る限り注意していたのだが、思った以上に急速に磨り減ってしまった」と語るように、全体的に苦しいレースだった。最後にルノーのヴィタリー・ペトロフに抜かれて16位フィニッシュ。連続ポイント獲得は6レースで止まった。

ペトロフに追われる小林可夢偉

8位と健闘したトロロッソ・フェラーリのハイミ・アルグエルスアリも、小林と同じく2ストップだったが、こちらはこの作戦が奏功し、予選18位から大きく順位を上げた。

さらにタイヤ交換の回数が少なかったのが、ザウバーのセルジオ・ペレス。スタート時に装着したタイヤで26周目まで走ったときにはさすがに苦しく、ルノーのヴィタリー・ペトロフと同僚の小林可夢偉に続けてパスされたが、最終的にはポイント獲得まであと一歩の11位フィニッシュ。予選よりも5つ、順位を上げたことになる。

優勝したセバスチャン・ベッテル

全24台が完走したレースの最終結果は以下の通り。

優勝 セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
2位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
3位 マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
4位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
5位 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
6位 ジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)
7位 ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)
8位 ハイミ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
9位 エイドリアン・スーティル(フォースインディア・メルセデス)
10位 ニック・ハイドフェルド(ルノー)
11位 セルジオ・ペレス(ザウバー・フェラーリ)
12位 ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ・コスワース)
13位 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
14位 ポール・ディ・レスタ(フォースインディア・メルセデス)
15位 ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)
16位 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)
17位 ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)
18位 パストール・マルドナド(ウィリアムズ・コスワース)
19位 ヘイキ・コバライネン(ロータス・ルノー)
20位 ヤルノ・トゥルーリ(ロータス・ルノー)
21位 ティモ・グロック(ヴァージン・コスワース)
22位 ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン・コスワース)
23位 ヴィタントニオ・リウッツィ(HRT・コスワース)
24位 ナレイン・カーティケヤン(HRT・コスワース)

全車完走は2005年のイタリアGP以来のこと。それより前だと1961年のオランダGPにまで遡る。
余談だが、その2005年イタリアGPでもアロンソは2位、カーティケヤンは最後尾だった。

次戦、イギリスGP決勝レースは7月10日、日本時間の午後9時スタートだ。

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