【レポート】運転中に窓から腕を出してはいけない!? 米から衝撃の
よく晴れた日に、窓を全開にしてドライブするのは最高だ。だが、それに命の危険性が伴っていることをご存じだろうか。米『USAトゥデイ』紙が、アメリカのドライバーは致命的な皮膚がんといわれるメラノーマ(悪性黒色腫)やメルケル細胞がんを左半身に発症しやすい、というニュースを報じている。アメリカでは左ハンドルのため、左腕を窓の外に出すが、これが太陽光と何か関係があるのだろうか?

シアトルのワシントン大学が実施し、米国皮膚病学会誌『The Journal of the American Academy of Dermatology』に掲載された研究報告によると、アメリカ人が皮膚がんを発症した場合、皮膚メラノーマの52パーセント、メルケル細胞がんの53パーセントが左半身に集中しているという。また、上腕部の皮膚がんに至っては、実に55パーセントの高確率で左側に発症するそうだ。ちなみに、車の運転とがんの因果関係は1986年にオーストラリアで行われた調査結果にも示されている。右ハンドルのオーストラリアでは、皮膚がんを発症した男性患者のほとんどが右半身に罹患していたというのだ。

今回の研究結果は、窓を開けて運転すると皮膚がんのリスクが高まるということを示唆しているが、これは運転に限らず、長時間紫外線を浴びた場合も同じである。窓を閉めれば皮膚がんの原因となるUVB(紫外線B波)はある程度ブロックされる効果があることは知られている。だが、1年中窓を閉めっぱなしで運転するというのは無理な話だろう。窓を開けて風を感じながら走るのは、ドライビングのだいご味の1つなのだから。つい窓を開けたくなるような日に備えて、車内に日焼け止めを常備しておくといいかもしれない。