トヨタとスバルのスポーツカー「FT-86」、偽装も新たに(?)今度はアメリカに出現!
カリフォルニアに現れたFT-86の高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

トヨタスバルが共同で開発している後輪駆動のスポーツカー、「FT-86」のテスト車両が、先日のドイツ・ニュルブルクリンクに続いて今度はアメリカ・カリフォルニアの路上で目撃された。前回はフリーウェイ上で撮影されたスクープ写真をお届けしたが、さらに詳細な画像が入手できたので早速ご紹介しよう。

「スバル・インプレッサWRX」と連れ立って(?)走っていたことや、スバルの販売代理店のプレートを付けていたことなどから、このテスト車はFT-86のスバル・バージョンと考えられているようだ。
ドイツで撮影された車両「DAU 0684」と比較してみると、フロント・バンパーの黒いシートによる偽装が気になる。ヘッドライト・レンズの形状や、ウインカー、フォグランプなど、"見えている範囲" に違いはなさそうだが、グリルの左右には黒シートの下に "謎の凹凸" があるのがお判りだろうか。よって、「DAU 0684」とは異なる形状のフロント・バンパーが装着されているものと思われる。
また、ホイール・アーチに近い位置に、サイドのウインカー・レンズが確認できる。これも「DAU 0684」には見られなかったものだ。

リアに廻って見れば「DAU 0684」との違いはさらに顕著で、トランク・リッドには派手なウイングも、控えめなダックテール・スポイラーも付けられていない。マフラーもごく控えめな形状で、どうやらこちらが(少なくともリアに関しては)「標準仕様」であるらしい。ナンバー・プレート取り付け部分やバンパー下部のレンズ類が異なるのは、「ヨーロッパ仕様」と「US仕様」の違いと思われる。「DAU 0684」には、リア・フォグと思われる赤いレンズが装備されていた。

ホイールも「DAU 0684」が履いていた「STI風」とは異なるが、15本スポークのこれはどこかで見たような気がすると思ったら、黒っぽく塗られてはいるけれど、4月に発表された新型「インプレッサ」に装着されていたものと似ていないだろうか?

今回目撃されたテスト車(左)と新型インプレッサ4ドア(右)

ボディ全体のデザインについては、ほとんど差異が見られない。どちらかが「トヨタ」あるいは「サイオン」というわけではなく、撮影したカメラマンによる情報などを元に推測すれば、ニュルブルクリンクを走っていたテスト車も、カリフォルニアに現れた車両も、どちらもFT-86の「スバル・バージョン」という線が濃厚だ。

今回、新たに撮影された中でもっとも注目していただきたいのは、インテリアの一部が写っている写真。赤いスティッチの入った革巻きステアリング・ホイールと、その裏に装備されている「パドル・シフト」がはっきりと確認できる。つまりこれは2ペダルのマニュアル・モード付きAT仕様ということになる。


正式発表を半年後に控え、トヨタとスバルの開発陣はますます熱心に "走り込み" をしているようだ。我々の期待もますます高まり、そろそろ別バージョンのテスト車も見たいところ。最近続けて目撃された車両が全てスバル・バージョンだとすれば、その他にもトヨタ・バージョンとその北米仕様のサイオン・バージョンが存在するはず。それとも3モデルの外観上の差異は僅かなものになるのだろうか。

全体像はおぼろげに見えてきたとはいえ、まだまだ謎だらけのFT-86。新たな情報が入ればまたすぐにお伝えするので、ご期待いただきたい。


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[Images: Brenda Priddy & Company]

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