無限ユーロが、今度は200馬力級の「ホンダ・フィット」を構想中!
2008年に発表されたホンダ・フィット F154scの高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

イギリスの自動車メディア『オートカー』によると、ホンダ車のチューニングで有名な「無限」の欧州法人「ムゲン・ユーロ」では、ホンダの小型車「フィット」を過激にチューンしたホット・バージョンの製作を構想しているという(画像は参考までに、2008年に無限が発表した「フィット F154sc」)。

最近では、ホンダのハイブリッド・スポーツ「CR-Z」にスーパーチャージャーを装着することで200psを発揮する「CR-Z MUGEN」を発表し、世界中のホンダ・ファンから喝采を浴びているムゲン・ユーロだが、次に彼らが "素材" にしようと企んでいるのは、5ドア・ハッチバックのスモール・カー「フィット」であるらしい。

フィットは、ホンダ車としては史上最短で国内累計販売台数150万台を突破した日本でも人気の小型車。昨年10月にはハイブリッド仕様も追加され、さらに来月にはワゴン型の「フィット シャトル」が登場するなどライン・アップは豊富に揃うが、スポーティ・グレードとして用意される「フィットRS」は、せっかく6速MTを搭載しながらエンジンは他グレードとまったく同じ、120psの1.5リッター直列4気筒を積んでいる。必要充分ではあるものの、"スポーツ" を名乗るにはやや寂しい。イタリアの「アバルト」やイギリスの「MINI クーパーS」あたりと張り合える日本代表として、「タイプR」のような "本気" のスポーツ・モデルが欲しいと感じている人は多いのではないだろうか。

イギリス・ノーザンプトンに本拠を構える「ムゲン・ユーロ」のスタッフたちも「フィットで "やりたい" 」とずっと考えていたという。
彼らが構想しているチューンの方法は2通り。まず、先日ご紹介したCR-Z MUGENのために開発されたスーパーチャージャー付き1.5リッター直列4気筒SOHCエンジン+電子制御プログラムに手を入れたハイブリッド・システムをそのままフィットにも使うというもの。このパワー・ユニットでCR-Z MUGENは約200psを達成している。

もう一つは、「シビック タイプR」用の高回転型2.0リッター直列4気筒DOHCエンジン「K20A型」ユニットを、フィットのノーズに搭載してしまうという方法。これなら200馬力オーバーは容易い。そもそも、イギリスで製造されている「シビック タイプRユーロ」は、フィットのプラットフォームがベースになっているわけだから、これは意外と現実的なのかも知れない。


現在、無限からはフィット用チューニング・パーツがいくつか販売されているが、それらはエアロ・パーツや足回りなどが中心で、組み込めば大幅なパワー・アップが見込める、というものではない。ムゲン・ユーロが構想する「フィット・ムゲン」(イギリス名は「JAZZ MUGEN」)は、それを遙かに凌ぐ "ハードコア・バージョン" になるそうだ。

前回のCR-Z MUGEN同様、このフィットの計画も「日本のホンダがやらないなら、オレたちがやってやる」というムゲン・ユーロの気概を感じる。また、今のところまだ構想の段階であり、具体的な作業が進行しているわけではないにもかかわらず、海外の多くのメディアがこのニュースを取り上げているのは、それがいかに期待されているか、ということの表れでもある。

問題なのは、このフィット・ムゲンが実際に市販されたとしても、「無限が製作するホンダ車」なのに日本では買える望みが薄いということだ‥‥。

【Source: AUTOCAR

Related Gallery:Honda Fit Mugen F154sc



関連リンク
―【ビデオ】ホンダ フィットの海外ユニークCMを一挙に紹介!
―ハイブリッド車も悪くない? カスタムカーもハイブリッドの時代へ!
―【ビデオ】200馬力にチューンされた、ホンダ 「CR-Z MUGEN」の走りをご覧あれ!
―「無限ユーロ」が200馬力にチューンした「ホンダ CR-Z」の画像を公開!