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とかく政治に対して不満いっぱいのアメリカ人だが、不思議なことに1つだけ多くの人が賛同しているものがある。それは政府が自動車の燃費を規制するCAFE(企業別平均燃費)規制だ。

2010年4月に発表された規制値によれば、自動車会社は2016年までに自社の車の燃費をリッター約15キロまで向上させることになっている。だが政府は現在、リッター約26キロの燃費を2025年までに基準値とする方向でいる。そして、米国消費者連盟(CFA)と調査会社が共同で調査を行った結果、62パーセントのアメリカ国民が、政府が検討している基準値に極めて近いリッター約25キロの燃費規制に賛成していることが判明したのだ。

しかし、この新たな値に対し、自動車メーカーは異を唱えている。ゼネラル・モーターズの元副社長ボブ・ラッツは、2020年までに達成しなければならないリッター約18キロの規制値に対してさえ、 "全ての車の燃費をリッター約18キロにする方法などない。このような値はあり得ない"と反論しているほどだ。

また、大手自動車メーカーを会員に持つ米国自動車工業会はオバマ政権に、リッター約26キロという基準値が自動車業界にどんな影響を与えるかが判明するまで、この値での規制を行わないように要請した。ここまで燃費向上を要求されると、安全性や売り上げ、雇用にも影響してくるというのが米国自動車工業会の考えのようだ。どうやら簡単に方づく問題ではなさそうだ。