【ビデオ】3台のフェラーリが疾走! ドライバーは全員フィリペ・マッサ!?
マッサが駆る3台のフェラーリが走るビデオは「続きを読む」から!

5月13日、イタリア・フィオラーノにあるフェラーリのテストコースで、3台のフェラーリ現行モデルがコースを疾走。その3台とは、V型8気筒を搭載する主力市販モデル「458イタリア」とそのワンメイク・レース仕様車「458チャレンジ」、そして今季用F1マシン「フェラーリ150°イタリア」。3台が同時にコース上を走っているように見えるが、ドライバーは "全員が" フェリペ・マッサだ。
このマッサ対マッサ対マッサの対決(?)を収めたビデオがYouTubeの公式チャンネルで公開されているのでご紹介しよう。

まず1台目、「458イタリア」は、名前が表す通り「4.5リッターV8」をミドに搭載するフェラーリ・ロードカーの中堅的モデル。ビデオの中に映っている2台の「458」のうち黄色い車両だ。エンジンの最高出力は570ps。排気量1リッターあたり126馬力を超えるパワーを9,000回転まで回して絞り出す、高回転型ハイ・チューン・ユニットは、確かに「F1ゆずり」という言葉を信じたくもなる。フィオラーノのラップタイム記録は1分25秒0。これは2002年に発表された限定モデル「エンツォ」からコンマ1秒遅いだけ。

一見同じように見える赤いモデルは、ワンメイク・レース「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」で使用されるサーキット専用車両。「458イタリア」をベースに、主に軽量化と足回りの強化、そして電子系デバイスやギア比セッティングの最適化が施されている。エンジンはロード・バージョンと変わらないにもかかわらず、フィオラーノのベスト・タイムは1分16秒50。流石 "レーシングカー" である。

これら2台の458と一緒に走っている(ように見える)F1マシンは、今季タイトル奪還を目指して開発された(けれどここまでのレースを見る限りではなかなか難しそう)「フェラーリ150°イタリア」。イタリア統一150周年を記念してこう名付けられた。最初は「フェラーリ F150」という名前だったのだが、「F150」というピックアップ・トラックを販売しているフォードから告訴されたために改名した。
こちらは2398ccのV型8気筒を搭載し、最高出力は700馬力以上と言われている。フィオラーノでタイム・アタックに挑めば1分は切るだろう。

さて、これら3台のV8フェラーリをフェリペ・マッサが走らせるこのビデオ、「レース」というよりは「競演」という感じではあるが、それでもF1マシンが見せる桁違いの加速は分かっていただけるかと思う。本気で走らせれば3台の差は当然もっと広がるはずだ。
1台のカメラで同じフレームに収まるように、マッサには "チーム・オーダー" が出されていたのではないかと推測される。