【スパイショット】トヨタとスバルの共同開発スポーツカー「FT-86」のテスト車両をドイツで目撃!
スパイ写真を撮られたFT-86の高解像度ギャラリーは上の画像をクリック

世界中のスポーツカー好きが首を長くして発売を待つトヨタスバルのFRクーペ、開発コード「FT-86」だが、ほぼ市販型と思われるテスト車両がドイツで目撃された。スパイショットを入手したので早速ご紹介しよう。

場所はドイツのニュルブルクリンク近郊だという。あの「世界一過酷なコース」と言われ、世界中の名立たるスポーツカーが開発テストで "走り込み" を行うニュルブルクリンク・サーキットだ。市販を間近に控えたFT-86も、トヨタやスバルの開発スタッフたちによって、実走テストとセッティングを煮詰める作業の真っ最中らしい。

今回撮影された車両は、お決まりの「渦巻き模様」シートによってカモフラージュされているが、それでも今まで公開されたコンセプト・モデルとの違いがいくつか発見できる。


やはりこれまで聞こえてきた情報通り、市販モデルのデザインは、2009年の東京モーターショーで発表された「FT-86 コンセプト」よりも、2011年のジュネーブ・モーターショーに出展された「FT-86 II コンセプト」の方が近いと言えそうだ。

「FT-86 II」との最も大きな違いはボンネット。アグレッシブに盛り上がっていたFT-86 IIのボンネットに対して、テスト車両のそれは低くてフラットに見える。
FT-86のこのボンネットの下には、ご存じの通りスバル製水平対向4気筒が積まれている。このエンジンは重心を下げるために採用されたもので、直列型やV型よりも全高が低い水平対向ユニットを、さらに可能な限り低く搭載しているということは、同じジュネーブ・ショーにスバルが出展していた「ボクサー・スポーツカー・アーキテクチャ」から見て取れた。

ところが、現在販売されるクルマのボンネットは、エンジン位置が低いからといって簡単に低くデザインできるというものではない。歩行者と衝突したときのことを想定し、歩行者の上体がクルマのボンネットに強打するとき、頭部へのダメージが少なくなるように設計されなければならないのだ。具体的には、ボンネットのすぐ下に、エンジンやサスペンションなどの固い部材があってはならない。だから、エンジンを低くレイアウトしてもFT-86 IIのボンネットはあのように盛り上がっていたと考えられる。

だが、今回撮影されたテスト車のボンネットは、それほど盛り上がっているようには見えない。もっとも、巧妙なカモフラージュによって隠されてはいるが、渦巻きシートの下では歩行者頭部保護基準を満たす形状になっているはずである。果たしてそれはどのようなカタチになっているのか。トヨタとスバルのエンジニアやデザイナーたちは、低いボンネットと歩行者保護を両立させることに成功したのか。その辺りは市販モデルが公開される日のお楽しみ、ということらしい。

他にも、細部ではFT-86 IIとの違いが明確に見られる箇所がある。
フロント・バンパーに組み込まれていたLEDのデイ・ライトは、ヘッドライトのHIDバルブ横に移動。代わりにウインカーとフォグ・ランプ(あるいはドライビング・ランプ)が設置されている。
後ろにまわって見ると、テール・レンズがコンセプト・モデルよりも大型化され、ナンバー・プレートの位置がトランク・リッドの中央部に。また、ディフューザーの形状がおとなしいものに変更されたようだ。低い位置にストップ・ランプとリバース・ランプのような三連の灯火類が見えるが、これは仮に設置されているものかも知れない。
サイドでは、ドア・ミラーが大きくなり、ドア・ノブの形状が一般的な「取っ手式」になっていることに気づく。

もちろん、見えている部分が全て "真実" とは限らない。ランプ類もディフューザーも、偽装であるということも考えられる(特にフロント・バンパーのウインカーやフォグ・ランプの "変哲のなさ" は怪しい?)。

全てが明らかになるのは今年12月、東京モーターショーの会場となる線が濃厚だ。


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[Images: Copyright 2011 KGP Photography]

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