タイヤ交換が勝負の行方を左右した! F1第4戦トルコGP結果!
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2010年のF1第4戦トルコGP決勝が8日、イスタンブール・パーク・サーキットで行われた。金曜日にクラッシュしたセバスチャン・ベッテルだったが、土曜日の予選では圧倒的な速さでポール・ポジションを獲得。2番グリッドはマーク・ウェバー。レッドブルが最前列を独占した。2列目はメルセデスGPのニコ・ロズベルグとマクラーレンのルイス・ハミルトン。フェラーリのフェルナンド・アロンソは定位置とも言える5番手スタート。その隣にはマクラーレンのもう1台、「頑張れ、日本!」と描かれたヘルメットを被るジェンソン・バトンが続く。ザウバーの小林可夢偉はエンジン・トラブルで予選を走れず。最後尾からのスタートとなった。


8日決勝、ポール・ポジションから飛び出したセバスチャン・ベッテルはトップを独走。後続を見ながらタイヤ交換のタイミングと回数を見計るという見事なレース・コントロールを見せて優勝。今季4勝目を挙げた。

1列目とはいえ路面の状態が悪い偶数列側からスタートしたマーク・ウェバーは、スタート直後ロズベルグに前に出られてしまう。5周目にポジションを取り戻したが、29周目に今度はアロンソに抜かれる。しかし、4回目のピット・インで履き替えたプライム(硬め)タイヤのバランスが良かったのか終盤に快走を見せ、残り7周というところでアロンソを抜き返して2位でフィニッシュ。レッドブルの「ワン・ツー」は守った。

スタートで2位に上がったメルセデスGPのニコ・ロズベルグだったが、同じ作戦を採る他のマシンに比べると早いうちにタイヤが苦しくなるらしく、5位に入るのがやっとだった。

フェラーリのフェルナンド・アロンソは決勝レースでは安定した速さを見せ、一時は2位まで上がり世界中のティフォシたちを喜ばせる。最後はウェバーに抜かれてしまったが今季初の表彰台となる3位を獲得した。

マクラーレンは2台でタイヤ交換の回数を別けるという作戦を採択。ルイス・ハミルトンは他のトップ・グループ同様4回交換し、タイヤに優しいジェンソン・バトンは3回で頑張った。チーム・メイト同士でバトルするような場面も見せつつ、終盤の50周目にハミルトンがバトンの前に出て4位。バトンはロズベルグにも抜かれ6位に終わった。

前日の予選ではエンジンがトラブルを起こしたため、タイム計測をすることができなかった小林可夢偉は、予選で使わずに済んだ(使えなかった)新品タイヤを生かし、最後尾から見事な追い上げを見せてくれた。他の多くのマシンよりもタイヤ交換が1回少ない3ストップ作戦をきっちり遂行することで、終わってみればなんと14台を抜くという大活躍。ポイントが与えられる10位でゴールした。

一時はハミルトンやロズベルグと競っていたフェラーリのフェリペ・マッサだったが、最後のピットインでタイヤ交換に手間取り、順位を落とす羽目に陥ってしまった。最終的にはポイントに届かず11位どまりという結果に。

メルセデスGPのミハエル・シューマッハは予選8位と、まずまず(本人にとっては不本意かも知れないが)のところからスタートしたにもかかわらず、2周目にルノーのヴィタリー・ペトロフと接触してフロント・ノーズを壊す。ピットで交換しコースに戻ったときには最後尾近くまで順位を落としていた。その後も粘り強く走り続けたが、結局12位でレースを終える。若いチーム・メイトにまったく敵わないというのは、全盛期の彼を知る者にとって非常に残念だ。


次戦スペインGPは2週間後、5月22日に決勝レースが開催される。

トルコGPの最終的な順位は以下の通り。

優勝 セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
2位 マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
3位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
4位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
5位 ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)
6位 ジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)
7位 ニック・ハイドフェルド(ルノー)
8位 ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)
9位 セバスチャン・ブエミ(トロロッソ・フェラーリ)
10位 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)
11位 フェリペ・マッサ(フェラーリ)
12位 ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)
13位 エイドリアン・スーティル(フォースインディア・メルセデス)
14位 セルジオ・ペレス(ザウバー・フェラーリ)
15位 ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ・コスワース)
16位 ハイメ・アルグエルスアリ(トロロッソ・フェラーリ)
17位 パストール・マルドナド(ウィリアムズ・コスワース)
18位 ヤルノ・トゥルーリ(ロータス・ルノー)
19位 ヘイキ・コバライネン(ロータス・ルノー)
20位 ジェローム・ダンブロシオ(ヴァージン・コスワース)
21位 ナレイン・カーティケヤン(HRT・コスワース)
22位 ヴィタントニオ・リウッツィ(HRT・コスワース)



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