2台合わせた価格は1億円! アルファロメオの歴史的モデルがオークションに
アルファロメオの1964年型「TZクーペ」(上)と1962年型「ジュリエッタSZコーダトロンカ」(右側下)の高解像度ギャラリーは下の画像をクリック

1960年代のデビューから半世紀を経て、アルファロメオ特製の2台のクラシックカーが現代の車として生まれ変わることになった。その2台とは「TZ」と「コーダトロンカ」。前者はすでに「TZ3ストラダーレ」として市販化が決定しており、後者も先日、スパーダ「コーダトロンカ モンツァ」として発表されている。だが今回は、この2台のオリジナルモデルがオークションに出品されるという情報をお知らせしよう。

フェラーリファンにとっての「250GTO」のように、アルファのファンにはあの独特なデザインのTZは特別な存在だ。筒(Tube)を思わせるような車体と、コーチビルディングを手がけたザガート社(Zagato)の頭文字を取って名付けられたTZは1963年にモンツァで鮮烈なデビューを飾り、続くセブリング、ル・マン、ニュルブルクリンクでその存在感を見せつけ、翌シーズンにはアルペン・ラリーで圧勝した。今回オークションに出されるTZ(シャシー番号:750006)は、限定生産された112台のうちの1台。現存するアルファロメオのチューナー、アウトデルタが手がけた車でもあり、1964年のル・マン出場時の状態にレストアされているという。

もう1台は、1962年型「ジュリエッタSZ コーダトロンカ(シャシー番号:0184)」。同様にザガート社が手がけたモデルで、全部で200台あるSZの中で、わずか30台しかないコーダトロンカの1台だ。その名の由来となったのはテールを裁ち落としたデザインで、オリジナルデザインはエルコーレ・スパイダー氏によるもの。これにコルベットのエンジンが搭載され、その後TZへと発展していったのだ。

このまさに歴史的な車といえる2台は、ヴィラ・デステで開催される次回のRMオークションズに出品される。共にDOHC4気筒エンジン搭載の5速マニュアルトランスミッションで、TZは1.6リッター152ps、コーダトロンカは1.3リッター137psだ。オークションにはベルトーネのプロトタイプアールデコ調のクラシックカーも併せて出品されるという。

TZの落札価格はおよそ6000~7000万円、コーダトロンカは3000万円台と予想されているが、車庫に高級車を並べる余裕があるならぜひお薦めしたい逸品だ。プレスリリース(英文)ではそれぞれの歴史的背景なども詳しく紹介されている。まずはギャラリーでとくとその姿をご覧いただきたい。

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