未発表のアルファ「GT」スパイダーが公開! 市販化なら大ヒット間違いなし!?
「アルファロメオGT」カブリオレの高解像度ギャラリーは下の画像をクリック

オープンカーと言えば、イタリアンメーカーとは切っても切り離せないように思えるが、意外なことに、イタリアの自動車メーカーが4人乗りコンバーチブルを生産するようになったのは比較的最近になってからだ。車種で言えばフィアット500Cや「フェラーリ・カリフォルニア」、マセラティ「グランカブリオ」が挙げられるが、実はこれらのモデルが発表されるよりも以前に、アルファロメオにも同様のプロジェクトが存在していたのだという。

イタリアのカロッツェリア、ベルトーネが先日公開したのはアルファGTをベースとした4人乗りオープンカーの試作車。このワンオフモデルは2003年に製作されたものの市販化には至らず、今年4月の初旬に行われたベルトーネのメディア向けイベントで初めて一般に公開された。

製作された当時、ベルトーネはこのコンセプトカーの市販化をフィアットに提案したが企画は見送られ、代わりにアルファロメオは「ブレラ」のオープンモデルである2シーターの「スパイダー」を採用。ベルトーネの競合イタルデザイン・ジウジアーロがブレラ・スパイダーのデザインを委託され、ピニンファリーナが生産を請け負うことが決まった。その後、ベルトーネは破産に追い込まれ、デザイン部門は独立、製造部門はフィアットに買収されることとなった。

GTカブリオレの代わりに市販化されたスパイダーとそのベースとなるブレラは、デザインを称賛されるも機動性やパフォーマンスの面で問題点を改善できず、販売台数は伸び悩んだ。結局、ブレラが2005年から2010年で2万2000台以下、スパイダーに関してはたったの1万2000台の販売にとどまった。その一方で、アルファGTクーペが2003年から2010年に8万台以上を売り上げたことを考えると、GTのカブリオレモデルも同様にヒットしていたのではないだろうか。その答えは誰も知る由もないが、少なくともベルトーネは破産を免れていたかもしれない。

Related Gallery:Alfa Romeo GT Cabriolet