ポルシェのハイブリッド・スーパーカー「918 スパイダー」が日本でも受注開始!
ポルシェ 918 スパイダーの高解像度ギャラリーを見るには上の画像をクリック

ポルシェ ジャパンは、プラグイン・ハイブリッド・システムを採用したスーパーカー「918 スパイダー」の予約受注を5月13日に開始すると発表した。

ポルシェが昨年のジュネーブ・モーターショーで発表した918 スパイダーは、ミドに搭載するV型8気筒エンジンと、前後2基の電気モーターから成るハイブリッド・システムを採用することで、0-100km/h加速3.2秒以下、最高速度320km/h以上という動力性能と、100kmを走行するのにわずか3リッターのガソリンしか必要としない(欧州モード)という低燃費を達成したという新時代のスーパーカー。

ル・マン24時間レースなどでお馴染みのレーシングカー「RS スパイダー」用ユニットをベースとしたV8エンジンは、「4リッター以上」とされる排気量から「500ps以上」という最高出力を発生(正確な数字は未発表)。また、前後の車軸に搭載する電気モーターからも「合計218ps以上」を出力するという。
エンジンのパワーは7速デュアル・クラッチ式トランスミッション「PDK」を介して後輪に伝えられ、リチウムイオン・バッテリーを電源とする前後2基のモーターはそれぞれ前後輪を独立して駆動する。

このハイブリッド・システムは、走行状態によって様々に動力ソースを切り替えられることが特徴で、例えばエコ・モードでは電気モーターだけで25km以上も走行することが可能であり、またレース・モードでは主に500psのV8エンジンで走り、追い越し時など加速が必要なときに電気とモーターを "ブースト装置" として使うことができる。

つまり、電気モーターは「CO2をまったく出さないエコな動力源」としても使えるし、モア・パワーが必要なときには「エンジンの "後押し" 」としても利用可能というわけだ。通常の燃費テストでは500ps超のパワーなど必要としないので、走行パターンの多くをモーターだけで走り切ることさえできる。ということはその間、ガソリンはまったく消費しない。

918スパイダーの驚異的な燃費の秘密はここにある。V8エンジンの加速を存分に楽しめば、もちろん燃費は "それなり" ということになるはず。0-100km/h加速3.2秒という動力性能と、リッターあたり燃費33.3kmという環境性能は、「両立する」というわけではなく、「使い分けることができる」といった方が正しい。

それでも、渋滞する市街地など、大排気量のマルチ・シリンダー・エンジンを楽しむことができない場面では、燃料を無闇に燃やさずに済む。
サーキットまでの道のりはエコ・カーとしてなるべくCO2を出さずに走り、コース上では高回転型V8エンジンのフィールが堪能できる。おまけに外観は伝統的なスポーツカーの魅力に溢れている。
これがポルシェの提案する現時点でベストなスーパーカーの姿なのかも知れない。

発表された価格は68万4,800ユーロ(約8,215万円)。日本から注文する場合でもユーロ建てで支払うことになるという。世界限定918台が生産され、最初に注文したオーナーのもとには2013年11月に納車となる予定だ。なお、生産型にはジュネーブでお披露目されたコンセプト・モデルと異なり、脱着式のルーフが付くという。


ニュルブルクリンクを7分30秒で走り切るスーパー・スポーツと、CO2を出さずに食事に行ける電気自動車。これらを例えば日産の「GT-R」と「リーフ」で使い分けるのではなく、1台のクルマ、しかも「ポルシェ」で済ませたいというエンスージァストの方は、お早めにどうぞ。


Related Gallery:Porsche 918 Spyder Concept


ポルシェの中古車検索はこちら!!

関連リンク
ポルシェのハイブリッド・スーパーカー「918 スパイダー」が日本でも受注開始!
ポルシェが「918スパイダー」の受付開始! 価格は約7000万円から
ポルシェ918スパイダーの市販化決定?! 価格は5500万円超え?