【噂】メディア王のマードック氏がF1の買収を検討!
F1で財を成すには巨額の先行投資が必要と俗に言われているが、まさにその見本となるようなニュースが飛び込んできた。英『テレグラフ』紙によると、ルパート・マードック会長率いるメディア大手のニューズ・コーポレーションがF1事業の買収を検討しているというのだ。同社は、F1チームのザウバーを支援するカルロス・スリム氏とF1マシンのメーカー関連会社と共に、共同買収についての話し合いを始めたらしい。ちなみにスリム氏は、米経済誌『フォーブス』の世界長者番付で2年連続首位となった人物だ。

報道によれば、話し合いはまだ初期段階で、F1の資産を管理運用しているCVCキャピタル・パートナーズ・グループとの協議も行われていないとのこと。しかし、多くの自動車会社や銀行がスポーツチームのスポンサーから撤退する昨今、世界中に熱狂的なファンがいるF1でさえ資金難が噂されている。

また、マードック氏(写真上)はF1事業の買収が目的なのではなく、F1のテレビ放映権取得を狙っているという報道もある。ニューズ・コーポレーションのネットワークを使えば、グランプリが世界中でより多くの人の目に触れるチャンスが増え、F1の資金面の潤いにもつながることからこれはF1界にとってもいい選択と言えるだろう。

いずれにせよ、話し合いはまだ始まったばかりで噂の域を出ない。それでも、スリム氏がスポーツ愛好家であり、また、ニューズ・コーポレーションがこれまでに米アメフトリーグNFLのテレビ放映権に多額の費用をつぎ込んできたことを考えると、何が起きても不思議ではない。今後の展開に注目したい。