【ニューヨーク国際オートショー】グランドチェロキーの高性能モデル「SRT8」の魅力とは?
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現在開催中のニューヨーク国際オートショーで我々は、ジープのジョセフ・グレース氏に2012年型グランドチェロキーSRT8のスペックに対する不満をぶつけてみた。新型モデルの0-100Km/h加速が4.8秒にとどまっているからだ。既存の「グランドチェロキーSRT8」では "5秒以下"だったのに対し、ほんの僅か向上したに過ぎない。他社に比べても、メルセデス・ベンツ「ML63 AMG」と同等か、BMW「X5 M」よりやや劣る印象だ。

しかしグレース氏によれば、新型モデルの売りは加速ではないらしい。顧客が求めているのは乗り心地、二酸化炭素の排出抑制、省燃費、そしてマルチなパフォーマンスだという。どうやらジープのねらいは速さを追求した新型車ではなく、現行モデルの不満点を補うバージョンアップモデルだったようだ。

気を取り直して他の変更点を見てみよう。現行モデルでは中央に位置していたデュアルエキゾーストが、新型モデルでは両側に1本ずつ配置された。また氏によれば、ジープはディアクティブシリンダーとアクティブ・バルブ・エキゾースト・システムを初めて同時に取り入れて、燃費の向上を実現したという。

また、ビルシュタインと開発したアダプティブ・サスペンションのおかげで5つの走行モードが選択可能になった。荷物の積載量が多い際のTrackモードでは、前輪にトルクがより掛かり、トルク配分は前輪60:後輪40になるという。グレース氏は「Trackモードではタイヤがしっかりと地面に着くために乗り心地はあまり良くないが、街を走れないほどではない」と述べている。値段は未定だが、他社の同等モデルと比べてもパフォーマンスとのバランスが取れた標準的な価格になるらしい。肝心の加速については、実際に乗ってみないと分からないと言ったところだろうか。

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