「無限」がチューンした「ホンダ CR-Z」は200馬力!
ホンダ系チューナーとして有名な「無限」の欧州法人「無限ユーロ」は、開発中の「CR-Z MUGEN」について詳細を発表した。それによると無限は「CR-Z」のハイブリッド・システムから200馬力近いパワーを引き出すという。


ホンダの「CR-Z」は、最高出力114ps/最大トルク14.8kgmを発生する1.5リッターSOHC直列4気筒エンジンと、14ps/8.0kgmの電気モーターを搭載するハイブリッド・カー。低くワイドなスタイルに6速マニュアル・ギアボックスも用意される、今や "ホンダ唯一 "のスポーツ系モデルだ。

とはいえ、1,130kgの車両重量にこのハイブリッド・システムでは「スポーツカー」を名乗るには不足という声が聞かれるのも事実。この声はホンダ本社にも届いているらしく、現在CR-Zのホット・バージョンが開発されていることは以前お伝えした通り。だがどうやらそれは「期待されているほどホットではないかも」とホンダ内部から弱音(?)が漏れていることも、お知らせした通りだ。

ホンダがCR-Zを「辛口」に出来ないことには理由がある。なぜならCR-Zはホンダが世に送り出した「グリーン・マシーン3号」。つまり、高い動力性能と引き換えに燃費を犠牲にすることは許されないのだ。

そこで、メーカーが出来ないことはチューナーに任せろとばかりに、「ハイ・パフォーマンス仕様のCR-Z」製作に名乗りを上げたのが、ホンダ系チューニング・メーカーとして知られる「無限」だ。イギリスにある無限の欧州法人「ムゲン・ユーロ」は今年3月、CR-Zをチューンした「CR-Z MUGEN」の開発を発表。その成果が実ったのか、1ヶ月経った今、詳細なスペックが発表された。
それによれば、パワー・ユニットはハイブリッドのまま、エンジンには無限特製パーツを組み込むとともにスーパー・チャージャーで過給。さらにハイブリッド・システムをコントロールする電子制御プログラムを独自に開発することによって、最高出力197bhp(約200ps)、最大トルク25kgmを達成するという。

吸排気系にも手を入れることで、燃費とCO2排出量は悪化するものの、「タイプRのようなパフォーマンス」を発揮するとムゲン・ユーロは説明する。

足回りには5段階調整式ダンパーが組み込まれ、17インチ鍛造ホイール「GP」を装着。4ポットのモノブロック・キャリパーと大径ディスクでブレーキも強化される。
また、前後バンパーやサイド・スカート、リア・ウイングなどボディにも無限製パーツが装着され、さらにボンネットをカーボン・ファイバー製のものに交換、後部座席を取り外すことなどにより、大幅に軽量化されるそうだ。

実車のお披露目は今年7月にイギリスで開催される世界最大級のモーター・スポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」の会場が予定されている。
取り敢えずはワン・オフ製作のプロトタイプとして公開されるが、反響次第によっては限定台数が販売されるかも知れない(と期待されている)。


いま、世界中のホンダ・ファンが望んでいるのは、おそらく「赤いエンブレム」の付いた「グリーン」なクルマだ。そしてホンダが求められているのは、そんな一見矛盾しているようなクルマ作りではないだろうか。

実はこのCR-Z MUGENは、無限が独自に製作したわけではない。ムゲン・ユーロとホンダUKのジョイント・プロジェクトなのだそうだ。
このイギリスからのアプローチを、日本のホンダ本社はどう見る!?

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