【レポート】トヨタ問題がきっかけ? 米でキーレスイグニッション一本化の動き
5年前、ボタンを押せばエンジンがかかるキーレスイグニッションシステム搭載の車といえば、高級車やメーカーの上位モデルだけだった。しかし、現在このシステムを導入しているのは189モデルに上り、中には200万円以下のモデルさえある。

このように、キーレスイグニッションシステム自体は浸透しているが、動作手順などはメーカーによってまちまちなのが現状だ。車情報サイト『Automotive News』によれば、この現状を問題視した米国運輸省道路安全交通局(NHTSA)が、このシステム一本化を検討しているらしい。そのきっかけの1つには、トヨタのアクセルペダル不具合問題があるという。

トヨタ車はストップボタンを3秒以上押さないとエンジンが止まらない仕組みになっており、これがアクセルペダルの問題が持ち上がった時に問題視された。なお、米国自動車技術会(SAE)が今年1月に提示したガイドラインでは、ボタンを0.5~2秒押すか、2,3度短く押せばエンジンが止まるのが望ましいとされている。

また『Automotive News』によれば、ゼネラルモーターズフォードフォルクスワーゲンホンダ日産クライスラーヒュンダイがSAEのガイドラインに沿ったシステムに変更することを計画している一方で、トヨタはNHTSAがはっきりとした規定を出すまで変更を加えないことを明言しているという。今後、NHTSAに対してトヨタがどう反応するかに注目したい