【ノスタルジック2デイズ】BMW公認チューナー「アルピナ」初期の作品!
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BMWの公認チューナーとして知られる「アルピナ」。茨城県の「CSガレージ」が展示していた1976年型「BMW2002」をベースとするアルピナは、当時"西"ドイツでBMWを購入した日本人オーナーが、自らアルピナ社に車両を持ち込んでチューニングを依頼したという希少な一台。

もとは事務機メーカーだったアルピナが、BMWのチューナーとして第一歩を踏み出したのは、1961年のこと。アルピナ創業者Dr.ルドルフ・ボーフェンジーペンの息子ブルカルトは、自分のBMW1500用にツイン・キャブレターを開発。その性能と品質の高さは評判となり、'64年にはBMW社からもその完成度が認められるところとなった。以後BMW社は、アルピナがチューンした車両にも保証を与えるようになったのである。

そうして1965年1月1日、BMW公認のチューニング会社として「アルピナ」創立。'60~'70年代にツーリングカー・レースで大成功を収めた後、'78年からBMWをベースとする高性能なロード・カーの製作を始め、'83年にはドイツ自動車登録局で自動車メーカーとして正式に登録される。
現在でも、より高性能なBMWを求める人々から支持され、BMW直属のモータースポーツ部門「M」が手掛けたモデルと人気を二分する存在である。

CSガレージが展示していた「BMW 2002」は1976年製というから、アルピナ創立間もない頃に製作された車両だ。後になってからアルピナのパーツを組み込んでチューンされたクルマではなく、当時のアルピナのファクトリーで組み上げられたという希少な一台で、「本物の当時モノのアルピナ」だという。

この頃、まだコンプリート・カーとして市販車を製造していなかったアルピナの主な業務は、持ち込まれたBMW車を顧客の要望に合わせてチューニングすること。チューンのメニューは多岐にわたるが、この2002はエンジンのピストン、コンロッドをはじめ「ステアリングのギア比まで(通常の2002とは)違う」という「100パーセント、アルピナ」だそうだ。

エンジンは「セミ・レーシング仕様で乗りにくい」けれど、走らせると「カートみたいに面白い」という。
ホイールは当時のアルピナがレース用車両に装着していた13インチ・マグネシウム製ホイールを、「日本の総代理店を通して、3年がかりでアルピナ本社から許可をもらって」16インチで復刻したもの。日本のエンケイ製だというが、「アルピナ本社が、これを履くのにふさわしいと認めたクルマにしか、売ることができない」そうだ。

ちなみにこの車両をはじめ、CSガレージが展示していたクルマはすべて「以前販売したものをオーナーから借りてきた」もので、だから価格は付けられていなかった。
旧いアルピナは「パーツがなかなか手に入らないし、見つかっても値段が高い。メインテナンスも大変」なので「本気の人しか来ない(笑)」とか。

現在の高性能で高級な乗用車としてのアルピナではなく、レースの匂いが濃厚なチューンド・カーだったアルピナ。本気で手に入れたいという方は、長期戦の構えで良い車両(とパーツ)を見付けて欲しい。それだけの甲斐は、きっとあるはずだ。

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