気分は戦闘機パイロット! モーガンから新型「3ホイーラー」登場!
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古典的なロードスターを現在でも変わらぬ製法で作り続けていることで知られるイギリスのモーガンは、第二次大戦前にヒット作となって会社の発展に寄与した「スリー・ホイーラー(3輪車)」の新型を59年ぶりに発売する。ジュネーブ・モーター・ショーでの正式発表を前に、実車の写真を公開した。

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上に掲載したその写真からは、入念にレストアされた大昔のクルマにしか見えないけれど、これでも正式発表を控えたモーガンの最新モデル。21世紀に甦った「モーガン・3(スリー)ホイーラー」だ。
昨年11月にこのクルマの計画が発表されたときにはコンピュータ・グラフィックで描かれた画像が公開されただけだったが、今回はその実車の写真が公開された。

ボディは昔の軍用機のような艶消しグリーンに塗られ、フロント・サイドには戦闘機でよく見られるノーズをサメの顔に見立てた「シャーク・マウス」と呼ばれるペイントが。サイドに描かれたモーガンの略称「MOG」の「O」の文字にある、中央から赤/白/青の3重円はイギリスの国籍マークだ。

内装、というよりコクピットの写真を見ると、いくつか現代のパーツが使われていることが分かり、この車両が博物館所蔵の年代物ではないということが信じられる。
とは言っても現代の見慣れたクルマたちとはまったく異なり、計器板はまるで昔の航空機のようなデザイン。エンジンのスターター・ボタンは、安全装置の付いた「爆弾投下ボタン」を模しているという。
これらのディテールからお分かりのように、このモーガン・3ホイーラーのコンセプトの1つは、"往時の戦闘機乗り" 気分が味わえることにある。

フロントに積まれるエンジンは、当初の発表ではハーレー・ダビッドソンのスクリーミング・イーグルと呼ばれるV型2気筒ということになっていたが、初年生産分に関しては、ハーレーと同型のVツイン・エンジンを製造しているS&S社から供給を受けるようだ。低い回転数でも115psの出力と"ビッグ・トルク"を発揮するという。
ギアボックスはマツダ製5速MT(ロードスター用らしい)を流用。これら現代のドライブ・トレインのおかげで、クラシックな乗り味と扱い易さを両立するだけでなく、環境性能も高いそうだ。

強化チューブラー・フレームのシャシーと、運転席/助手席背後に備わる2本のロールバーで安全性も高い、とモーガンは言うが、エアバッグなど現代では常識となっている安全装備ほとんど持たない。車輪の数と同様、受動安全性はクルマとオートバイの間と言えるだろう。

イギリスでの価格は2万5,000ポンド(約330万円)と発表されている。革内装とボディ・カラーは追加料金を支払うことで、お好みに合わせて特別注文が可能だ。その他メッキ仕上げのエンジンやカウル、ヘッドランプなど、よりクラシックな外観に仕立てるためのオプションも選べる。
また、「グラフィック・パック」と呼ばれる豊富なデカール類も用意されており、写真の車両に描かれているようなアメリカ軍もしくはイギリス空軍風のロゴや "シャーク・ノーズ" で、往年の戦闘機のような雰囲気に仕上げたり、あるいはゼッケン・サークルやレーシング・ストライプなどを入れて戦前のレーシング・カーを気取ることもできる。一種の "コスプレ" と笑う人もいるかも知れないが、これも昔からあるクルマの楽しみ方の1つ。そもそもこんなクルマを買う人なら、周囲からどのように見られてもさほど気にしないだろう。

古典的な運転の歓びと戦闘機のパイロット気分が、信頼性の高い機械で味わえる新型モーガン・3ホイーラー。こんなクルマと「ランボルギーニ・アヴェンタドール」が新たに同時に発表されるのだから、まだまだ "非" 電気自動車も面白い。

【Source: The Morgan Motor Company




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