【ビデオ】日産、後輪駆動のEVスポーツカー「ESFLOW」の情報を公開!
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日産は9日(欧州現地時間)、来月開催されるジュネーブ・モーターショーに出展するコンセプトカー「ESFLOW(エスフロー)」の情報を公開。走る喜びとゼロ・エミッションモビリティの両立を表現した、電気自動車のスポーツカーだという。

ロング・ノーズとコンパクトなキャビンを持つ、全高の低いプロポーションは、「日産スポーツカーの伝統を継承した」という(つまりは歴代「フェアレディZ」のそれ)が、そのボンネットの下には直列6気筒もV型8気筒も積んでいない。代わりに2つの高性能電気モーターをミドシップに搭載し、左右の後輪を独立駆動制御するという。コーナリング時には外側と内側の後輪を異なる速度で駆動することが出来るため、優れた旋回性能を発揮するというわけだ。
また、バッテリーは「リーフ」に採用されているリチウムイオン電池パックを、ボディ内に分割配置することで最適な重量バランスが得られたという。

動力性能の面ではEVならではの大トルクを生かし、0-100km/h加速は5秒以下。ということは現行型フェアレディZより速く、ポルシェ911カレラ並みということだ。

ステアリングやスロットル、ブレーキの操作は全て電気信号に置き換えて制御装置に伝えられる「バイワイア」式になっており、ドライビング・ポジションの調節時にはシートではなく、ステアリング・ホイールとペダル類を動かして合わせるという。これでシート・フレームなどが不要になり、車体の軽量化に貢献するそうだ。
モーターをリーフの倍にあたる2基も搭載しながら、航続距離はリーフを凌ぐ240km以上というから、よほど車体は軽量な素材で構成されているらしい。つまり、このまま市販化されたとしたら、コスト高=非常に高価格になるか、あるいはこれほどの動力性能と航続距離は達成できない可能性もある。

現状ではこのESFLOW、市販化を見越したコンセプト・カーというよりも、EVスポーツカーの市場を探るという意味合いが強そうだ。

内燃機関を持つスポーツカーよりもEVスポーツカーが優れているのは、小型バッテリーパックを分散して配置することで可能になる比較的自由度の高い重量配分と、電気モーターならではの低回転からの大トルクだということが、ESFLOWからは分かる。
今までの実用車の代わりになることが求められるリーフのようなEVよりも、電気自動車ならではの運動性能に新たな魅力の可能性が窺えるEVスポーツカーの方が、発売されれば熱烈な愛好者を生むかも知れない!?


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