トヨタ、「ノア」「ヴォクシー」など計127万台以上の大量リコール!
トヨタは26日、「ノア」「ヴォクシー」「アイシス」「ウィッシュ」など16車種の燃料パイプおよび燃料ポンプに不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。対象車は120万台を超え、これはリコール制度が始まった1969年以降、2番目に多い台数となる。

燃料ポンプからエンジンにつながる燃料パイプの肉厚が薄いものがあり、その部分に亀裂が発生してそこから燃料が漏れる恐れがあるという。これは、燃料パイプを加工するときに生じるばらつきに対して、強度評価が不足していたことが原因。つまり、加工時にパイプの肉厚が薄くなってしまったものがあり、それが予想以上に使用に耐えなかった、ということ。
改善措置として、全車両の燃料パイプを対策品に交換する。

実は今回のリコールに関しては不具合箇所がもう一つある。
車種によっては、燃料ポンプとチェックバルブを締結する部分に挟み込まれているガスケット(固定用シール材)に、これまたばらつきによるシール性評価が不足していたものがあり、長期間使用すると締結部に隙間が生じて、やはり燃料が漏れる恐れがあるという。つまり、ガスケットの品質に問題があるものが混じっていた、ということである。
改善措置として、こちらも全車両、チェックバルブとガスケットを対策品に交換する。

これまでに発見された不具合の件数は、燃料パイプが33件。ガスケットが86件。これが原因による事故は幸い起きていないとのこと。

対象車は平成12年5月10日から平成20年10月24日に製作された車両で、車名を挙げると先代(初代)「ノア」および「ヴォクシー」、先代(2代目)「RAV4L」および「RAV4J」、3代目「カルディナ」、現行モデルの「アイシス」、5代目「ビスタ」および「ビスタアルデオ」、先代(初代)「プレミオ」および「アリオン」、「ガイア」、「ナディア」、先代(初代)「ウィッシュ」、先代(2代目)「アベンシス」および「アベンシスワゴン」の16車種。合計台数は120万2,800台に上る。また、このうち35万8,672台がガスケットの不具合においても対象となる。

今回の不具合は、いずれも部品の品質に関するもの。納品される部品の精度にばらつきがあるのは当然と言えるが、トヨタが不良品と見なす基準が甘かったということだ。リコール台数が多くなったのは、共通部品を使用する車種と生産台数が多かったため。

ちなみに、これまで最も対象台数が多いリコールは、2005年10月18日に届けられたトヨタの「カローラ」「ヴィッツ」など17車種で合計127万2,214台。
今回のリコールはそれに次ぐ第2位となる。


また、トヨタでは同じ26日、「クラウン」「マークX」、レクサス「IS250」の3車種においても、燃料圧力センサーの締め付けが不十分なものがあるとして国土交通省にリコールを届け出ている。エンジンの振動などにより締め付けが緩むものがあり、そこから燃料が漏れる恐れがあるという。
改善措置としては、全車両を点検した上で漏れのないものは適正トルクで増し締め、漏れが見つかったものは取付部のガスケットを交換した上で適正トルクで締め付けるとのこと。

発見されたこちらの不具合の件数は23件で、これが原因による事故は起きていない。

対象車は平成19年8月31日から平成21年8月18日に製作された車両で、先代および現行型「クラウン」、先代(初代)「マークX」、現行型レクサス「IS250」の3車種計7万4,590台。

両方のリコールを合わせると合計で127万台以上。この他に海外で販売された車両にもリコール対象となるものがもちろんあるはず。
今回のリコールに必要な費用は数百億円に上ると見られている。


さらに、ダイハツが製造しトヨタが販売する「タウンエース」および「ライトエース」においても、スペアタイヤキャリアが破損してスペアタイヤが脱落する恐れがあるとのことでリコールが届けられている。こちらは合計6,175台。


今回のリコールに関する情報は、公式サイトの以下のページをご覧いただきたい。

トヨタ「ノア、ヴォクシーなど16車種のリコールについて」
トヨタ「クラウン、マークXのリコールについて」
レクサス「IS250のリコールについて」
トヨタ「タウンエース、ライトエースのリコールについて」

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