東京オートサロンでは、例年通り野外のイベントスペースにおいてD1車両が走行するドリフトイベントが行われた。そんな中、学生限定のドリフト大会、通称"ガクドリ"を取り上げた青春映画「ガクドリ」の製作発表記者会見も同時に開催された。

ちなみに"ガクドリ"とは、2001年から雑誌"ドリフト天国"が主催、運営をしている学生限定のドリフト大会であり、今年で9回目をむかえる。年々参加者が増加し、出場枠を大きく上回る応募者があるため、"ガクドリ"に出場することだけでも非常に狭き門であるのだ。 それはある意味、学生ドリフトの甲子園的な存在であり、その注目度は年々増している。

映画「ガクドリ」で登場するマシーン(?)はなんと日産クルー。しかもタクシー風仕様である。ドリフト競技自身がパフォーマンスであるので、その車両自身のアピール度も重要。 日産クルーを競技車にしたのは、ベース車両が安価なFR車であることもさることながら、 タクシーとして採用されることが多いクルーをベースにタクシー仕様にし、その意外性を狙ったものと思われる。
驚く点は、なんと装着されているエアロ。
東京オートサロンの会場で唯一と思われるダンボールで加工されたエアロパーツが装着されているのだ。
しかもそのクオリティーはお世辞にも高くなく、いかにも学生が手作りしたことが一目瞭然の仕上がりである。
そんな敷居の低さがドリフト競技の面白い面でもある。
クルマ関係の映画といえば、ワイルドスピードやイニシャルDなどがあるが、いずれも国内外で話題となり若者のライフスタイルに影響を与えている。
この映画の公開によって、若者のドリフトへの興味が全世界で増すことを期待したい。
(軽量とはいえ、ダンボールのエアロパーツは定着して欲しくないが...)

ちなみに、今回この映画に登場するキャストは、ドラマ等で活躍中の木ノ本嶺浩、加藤和樹、三浦葵など。
製作発表記者会見では、各キャストが映画に対する想いや抱負を語っていた。
映画『ガクドリ』は4月9日からにて全国公開される。ドリフト好きの読者は是非チェックして欲しい。

ドリフトは、スポーツ走行のようにタイムを競う競技ではなく、そのパフォーマンスを競う競技である。
ある意味最近の若者達が好む、"横のり系ジャンル"にも近い競技であるので、この調子で若者たちの間で盛り上がって行き、FT-86をはじめとする、手ごろで走りが楽しいクルマが続々登場することを望みたい。

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