ボルボ、3車種の電動調節式シートに不具合!衝突時には危害を及ぼす恐れも!
ボルボ・カーズ・ジャパンは12日、「S40」「V50」「XC60」のフロント・パワー・シート(電動調整式シート)に不具合があるとして、国土交通省にリコールを届け出た。

電動調整式となっているフロント・シートのスライド機構で、前側にストッパー(停止部品)が装着されずに出荷されてしまった車両があり、該当する車両では設計された位置よりも前側でシートが固定される場合があるため、その状態で前面衝突すれば乗員に危害が及ぶ恐れがあるという。

改善措置としては、フロント・パワー・シートのスライド機構に停止部品が装着されているかどうか、全ての車両を点検し、装着されていない車両には停止部品を取り付ける。

スウェーデン・ボルボ社からの情報で分かったというが、国内では不具合の発見はなく、これが原因による事故も幸い起きていないとのこと。
ちなみにアメリカでは、この不具合は昨年11月にすでに明らかになっている

対象車は2009年3月10日から2010年10月22日までに輸入されたボルボのセダン「S40」、ステーション・ワゴン「V50」、およびクロスオーバーSUV「XC60」の3車種で、計2,138台。


安全性を重視したクルマ作りには定評があり、高い信頼を得ているボルボとしては、何ともお粗末な「危険なクルマ作り」。いくら衝突実験で見事な結果を残していようとも、設計した通りの位置に乗員を座らせていなければ危険度は計り知れない。

ちょうど会社が、それまでのフォード傘下から中国の浙江吉利控股集団へと身売りが決まった時期でもあり、"ごたごたしていた頃" なのかも知れないが、長い時間を掛けて築き上げてきた安全神話が崩壊することのないよう、そしてこれまでのユーザーを裏切ることのないよう、新たな資本の下でも頑張っていただきたいもの。


ボルボ車に関するリコール情報は、以下のリンクから。

「ボルボ・カー・コーポレーション リコール情報」