【レポート】タタが12億円をつぎ込み、水素自動車プロジェクトを開始!

水から取り出した水素を動力源とする自動車は、地球にも財布にも優しいが、効率よく大量の水素を生産するのは至難の業であり、液体水素を使用しない水素自動車はいまだ実用化には至っていない。1番の問題は、水を分解して水素を作るためのエネルギーが、得られるエネルギーよりも多く必要なことらしい。

しかし、科学者たちはそんな物理的原則に対しても飽くなき挑戦を続けるはずだ。ただし、「潤沢な資金があれば」の話だ。


近年、この水素を燃料とする自動車に取り組んでいるのはマサチューセッツ工科大学のダニエル・ノセラ教授だが、資金を集めるのは容易なことではない。だが、この資金提供を申し出たのは意外にもインドの実業家、ラタン・タタ氏であった。超低価格の車を製造するタタ・モーターズのトップとして世界に名を馳せている人物が、このプロジェクトに対して、なんと約12億3千万円の投資を行っているという。

ちなみに、タタ・モーターズは以前に「エアカー」に取り組んでいたことがある。同社は2007年に空気を動力とした車の実用化に向けてフランスのMDI社と契約し、2008年にはその開発期間を約2年と発表していた。しかしその後、自動車の名称が「FlowAir」に変更されたということくらいしか情報がなく、聞こえてくるのは、その実現を怪しむ噂ばかりだ

さて、今回同社が行う水素への"賭け"は吉とでるのか? 我々は今後もこのプロジェクトの動向に注目していきたい。情報提供者に感謝!

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